ホテルの部屋の予約をするときに「スーペリアルーム」「モデレートルーム」「コンフォートルーム」「スタンダードルーム」といったような表現が使われることがあります。こうした名称は宿泊する客室のグレードを表しています。

スイートルームなどがすごく豪華な部屋という事はよくわかりますが、冒頭で紹介したような「スーペリア」「モデレート」「コンフォート」などはあまりピンとこないことがあると思います。

ただ、これらは一体どういう部屋のタイプという意味があり、どのようなランク分けがされているのでしょうか?本記事では、ホテル客室のグレードの意味や広さの目安、損をしない選び方について詳しく解説します。

ホテルのルームグレードとそれぞれの特徴・意味

ごく一般的な基準で言えば、ホテルの客室には下記のようなランクがついています。

一般的なホテルの客室グレード(上位から順に)

  1. スイートルーム
  2. ジュニア・スイートルーム(セミスイート)
  3. エグゼクティブルーム / クラブルーム
  4. デラックスルーム
  5. スーペリアルーム
  6. モデレートルーム / コンフォートルーム
  7. スタンダードルーム
  8. エコノミールーム

もちろん、すべてのホテルで上記のようなグレードが用意されているわけではありませんが、同じホテルでデラックスルームとモデレートルームがあれば、一般的にはデラックスルームの方が部屋のグレードとしては上といった認識を持ってもらえるかと思います。

ちなみにグレードの差による違いは、客室の面積の違い、ベッドのサイズ、調度品の違い、フロア(階層)の違い、アメニティの違いなどが大きいです。

グレード 広さの目安 ベッドの目安
スーペリアルーム 30㎡以上 クイーンやキングサイズなど
スタンダードルーム 約20〜25㎡前後 セミダブルやダブルサイズなど

スイートルームとは

ホテルの部屋のグレードの中では最上位です。寝室、リビング、応接室などが用意されている客室です(※応接室の有無はホテルによって異なります)。ちなみにSweet(甘い)ではなくSuite(一そろい)という意味です。よく勘違いされている気がします。

スイートルームの中にもさらにランクがあり、最上位の「ロイヤルスイート」「プレジデンシャルスイート」、その下に「エグゼクティブスイート」が位置付けられていることが多くなっています。

スイートルームの詳細はこちら

ジュニア・スイートルームとは

ジュニア・スイートルーム(Junior Suite)は小型のスイートルームです。寝室とリビングが完全には分離されていないような構造になっています。セミスイートと呼ばれることもあります。

エグゼクティブルーム / クラブルームとは

デラックスルームとスイートルームの間に位置することが多いグレードです。高層階に配置されていることが多く、専用の「クラブラウンジ」でのチェックインや、ラウンジでの軽食・アルコールの無料サービス、朝食無料などの特別な特典が付与されるのが最大の特徴です。

デラックスルームとは

デラックスルーム(Deluxe Room)は豪華な部屋という意味になります。調度品や設備などが通常の部屋よりも優れている形になります。

スーペリアルームとは

英語で言えばsuperior(上質の、より優れた)という意味になります。一般的にそのホテルの標準的なお部屋よりグレードの高い部屋という意味でつかわれることが多いようです。前述の通り、広さが30㎡以上あったり、クイーンサイズ以上の大きなベッドが備えられているケースが多く見られます。

モデレートルームとは

モデレート(Moderate)とは、「適度な」という意味になります。位置づけはホテルによって異なりますが、スタンダードルームよりも少し上、ないしは同等程度の部屋に付けられることが多い部屋のグレードです。一般にスーペリアルームとモデレートルームと分けられている場合のグレードとしては「スーペリアルーム > モデレートルーム」であるケースが多いです。

コンフォートルームとは

コンフォート(Comfort)とは「快適な」という意味になります。こちらも位置づけはホテルによって異なります。スタンダードルームよりちょっと上という意味で使われることが多いです。

スタンダードルームとは

スタンダード(Standard)なので、「標準の」という意味になります。ホテルの最も規格化された一般的なお部屋という意味でつかわれることが多いです。広さの目安は約20〜25㎡前後となることが一般的です。

エコノミールームとは

エコノミー(Economy)は「経済的」という意味になります。お安い部屋という意味になります。そのホテルの一般的な客室よりもちょっと条件が悪い部屋がある場合で、価格差を付けるケースで使われることがあります。

部屋とは別に「フロアのグレード」が用意されているケースもある

ホテルによっては部屋のグレードの差だけではなくフロア自体のグレードに差があるケースもあります。一般のフロア(スタンダードフロア)に対して「エグゼクティブフロア」「クラブフロア」などと呼ばれることがあります。

この場合「エグゼクティブ・デラックスルーム」「スタンダード・デラックスルーム」というように差が設けられているケースがありますね。この時の差で最も大きいのはクラブラウンジ」が使えるかどうか?という点が大きな差となっております。

クラブラウンジの詳細はこちら

失敗しない!ホテルの部屋の選び方と注意点

星(スター)評価との関係性も重要

部屋のグレードはあくまで「そのホテルの中での相対的なランク」です。そのため、「5つ星ホテルのスタンダードルーム」の方が、「3つ星ホテルのスイートルーム」よりも設備が整っていて快適に過ごせるケースは多々あります。部屋のグレード名だけでなく、ホテル自体の評価も併せて確認することが大切です。

コストパフォーマンスに注意

「スーペリアルーム」と名前がついていても、必ずしもすごく豪華な部屋というわけではなく、スタンダードルームより数㎡広いだけということもあります。数千円以内の価格差であればアップグレードが得な場合もありますが、予約サイトの面積(㎡)やベッドサイズを比較して、価格差に見合う価値があるかを見極めましょう。

また、お部屋のグレードの名称や運用はホテルによって様々です。少しお高めのシティホテルなどではスタンダードルームがなく、スーペリアルームが事実上の最もお安い部屋であるというケースもあります。

「モデレート・スタンダードルーム」や「コンフォート・スーペリアルーム」というようにお部屋の名前が組み合わさっているようなケースもあります。厳密な定義が全国共通で決まっているわけじゃないので、そのあたりはホテルが独自にネーミングしているだけという側面もあります。

名称が細かく分かれていたとしても、スタンダードルームとコンフォートルームの違いは「階層の違いだけ」だったり「眺望の差だけ」だったりすることもあります。予約時には、グレード名という言葉の響きだけでなく、実際の面積や設備などの具体的な数値を基準に選ぶことをおすすめします。

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