いわゆる高級ホテルといわれるようなタイプのホテルにはクラブフロア(エグゼクティブフロア)などと呼ばれる階層が用意されていることがあります。
クラブフロアというのは一般客室よりも一つグレードの高い客室ということになります。一般的には上層階にあり、専用のキーがないとフロア自体に入れないようになっています。飛行機で例えると、一般客室(エコノミークラス)でクラブフロア(ビジネスクラス)といったような意味合いになります。
クラブフロアは一般客室と違うの?
まず、客室について紹介します。
客室については「スイートルーム」「ジュニアスイート」「デラックスルーム」「スーペリアルーム」といったようにお部屋ごとのグレードがあります。
こうしたお部屋のグレードは部屋の広さだったり、設備だったりで色々な差があるわけですが、もう一つの区分に「スタンダードフロア」と「クラブフロア(あるいは、エグゼクティブフロアなど呼び方は色々」というものがあります。
スタンダードフロアとクラブフロアは同じ客室グレードは広さは同じなのですが、スタンダードフロアと比べてクラブフロアの客室は、使われているベッドや寝具、あるいはアメニティなどの品質には差がつけられているいることが多いです。
そして何よりクラブフロアは基本的に高層階にあるため、眺望面で差があります。
クラブフロア | ・モデレートルーム ・スーペリアルーム ・デラックスルーム |
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一般客室 | ・モデレートルーム ・スーペリアルーム ・デラックスルーム |
クラブフロア(エグゼクティブフロア)の宿泊特典
クラブフロア(エグゼクティブフロア)に宿泊する際の特典は以下のようなものがあげられます。
クラブフロア利用者に対しては専用カウンターでのチェックイン、コンシェルジュサービス(バドラーサービス)、専用のクラブラウンジでの飲食、軽食、お酒の提供、フィットネス関連サービス、ビジネス関連のサービスなどが提供されます。
専用カウンターでのチェックイン
チェックイン開始時刻やチェックアウトギリギリの時間だとホテルのカウンターはチェックイン客、チェックアウト客で込み合うことが多いです。
そんなとき、クラブフロアであれば専用カウンターで別にチェックイン(チェックアウト)の手続きができます。一般的には後述するクラブラウンジで手続きができることが多く、ソファ等に座り、お茶を飲みながらチェックイン、チェックアウトの手続きをすることができるようになっています。
クラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)が利用できる
ホテルによって名称は異なりますが、クラブフロア宿泊客は専用のクラブラウンジというラウンジを無料で使えます。たとえば、東京マリオットホテルの場合は下記のようにラウンジで飲食を楽しむことができます。
- デイロングスナック(6時~24時)・・・クッキー、フルーツ、ソフトドリンク提供
- 朝食(6時30分~10時)・・・ブッフェによる朝食、アラカルト
- アフタヌーンティー(14時30分~17時)・・・スコーン、サンドイッチ
- イブニングスナック(17時30分~19時30分)・・・イブニングスナック・スイーツ
- イブニングバー(17時30分~21時30分)・・・アルコール
時間が重複している場合は両方が提供されます。
特典として大きいのは朝食はもちろんですが、イブニングスナックとイブニングバーでしょうか。こちらほかのホテルでは「カクテルタイム」と呼ばれることも多いのですが、簡単な夕食とお酒を楽しむことができるようになっています。
簡単な夕食と書いていますが、高級ホテルのクラブラウンジであれば下手にその辺で外食するよりもよっぽど立派です。シャンパン(スパークリングワイン)や各種ワイン、カクテル、ビールなどが事実上の飲み放題になっています。
一食分は完全に浮かせることができるレベルになっています。
子どもと宿泊するときの注意点
ホテルから出ずに夕食などを取ることができるラウンジは小さい子供がいる家庭にとってもメリットが大きいのですが、ホテルによっては子どもに対する制限を設けていることもあります。
- 子どもは完全NG
- お酒が提供されるカクテルタイム以降禁止
- カクテルタイムまではOKだけど、バータイム以降は禁止
こんな風にホテルによって設定が異なります。一方で子連れでも全くOKというホテルもあります。この辺りは場所柄や主な客層、ラウンジの広さなども加味されているようです。
子連れが多い観光地やリゾートなどではクラブラウンジも子どもでも大丈夫なところが多いです。予約前にホテルに確認をしてみることをお勧めします。
クラブフロアはお高いの?
お値段は確かに一般客室より高いです。通常のホテルだと食事はつかないのが一般的なのに、クラブフロア利用者は夕食が基本的につくということを考えただけでも、仕方ないことでしょう。
価格差も1万円くらいというのが一般的で、宿泊プランによってはかなりお安く泊まれることあるので、タイミングやプランがあえば、一度泊まってみる価値はあると思います。
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