
飛行機では、一般に座席数よりも多くの予約を受け付けています。これは予約をしても結局来ない人がいるためで、ある程度のキャンセルを見込んでいるわけです。
ただ、このキャンセル見込みが甘かったりして、座席数よりも多くの予約を受け付けているオーバーブッキングの状態になっているとき、座席をエコノミーからビジネスといったように、より上位の席に変更されることを指します。
アップグレードの種類と違い
インボラの他にも座席をアップグレードする方法はあります。それぞれの違いは以下の通りです。
| 種類 | 概要 | 料金 |
|---|---|---|
| インボラ (Involuntary Upgrade) |
航空会社都合で行われる無料アップグレード | 無料 |
| 有償アップグレード | 差額の運賃を支払ってアップグレード | 有料 |
| マイルアップグレード | 自身の保有マイルを使用してアップグレード | マイル消費 |
インボラされるのはどういう時?
- オーバーブッキング:エコノミークラスの座席がすべて埋まってしまった場合、上位クラスへのアップグレードが発生することがあります。
- 機材変更:予定していた機材が変更され、座席配置が異なる場合にアップグレードが行われることがあります。
- 座席の不具合:予約した座席にシートのリクライニング故障などの不具合がある場合、上位クラスの座席に移されることがあります。
ちなみに、エコノミーが満席でビジネスもファーストもいっぱいなら、あぶれてしまったお客さんに補償金を支払うなどして次の便に回ってもらうといった形になります。
エコノミーが満席でビジネスに空席というのは、長期の連休などのタイミングで発生しやすいです。
インボラが発生するタイミング(告知されるタイミング)はいつ?
- Webでの事前チェックイン時:オンラインチェックインの際に、アップグレードの案内が表示されることがあります。
- 空港カウンターでのチェックイン時:チェックインカウンターでスタッフから直接案内される場合もあります。
- ラウンジでの呼び出し:出発前のラウンジ内で、上位クラスへのアップグレードを案内されることがあります。
- 搭乗口での搭乗券チェック時:搭乗直前にアップグレードされることもあるため、搭乗口でのアナウンスや、ゲートを通る際のエラー音には注意が必要です。
このようなタイミングでインボラが告知されます。
インボラでアップグレードされやすい人はだれ?確率を上げる方法はある?
インボラアップグレードは、航空会社としてもより高い料金を出してくれる人(貢献度が高いと判断した人)に対して行われやすい傾向があります。具体的には以下のような優先順位となります。
- プレミアムエコノミー > エコノミー
- より高い予約クラス(ブッキングクラス)で航空券を買った人
- 一人で予約している人
- 航空会社の上級会員のような優先度の高い人
エコノミークラスよりはプレミアムエコノミーの乗客を優先するでしょうし、同じグレードでもブッキングクラスが高い席(割引率が低い正規運賃に近いチケット)を買った人を優先するはずです。
(3)の人数については、二人で予約しているのに一人だけアップグレードすると調整が難しくなるケースがあるため、一人で予約している人の方が選ばれやすい傾向があります。ただし、2人同時でのインボラアップグレード事例も複数報告されているため、絶対条件ではありません。
また、航空会社のステータスも重要です。お得意様 ≒ 上級会員という判断になるため、インボラの案内についてもより上位のステータス保持者が優先される可能性が高いです。ダイヤモンドメンバー & 一人旅などであれば確率はアップするでしょう。
特別な配慮があるケースも?
公式な基準ではありませんが、搭乗日が「誕生日」や「新婚旅行」などの特別な記念日である場合、航空会社のスタッフが配慮してアップグレードの対象に選んでくれる事例も複数報告されています。
確率をアップさせるためにできることはある?
満席または満席に近い便を予約する
特に繁忙期(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など)の便を選ぶと、オーバーブッキングの可能性が高まります。なお、日系キャリア(JALやANA)は定時運航率を重視し、オーバーブッキング自体を回避する運用方針があるため、海外キャリア(ターキッシュエアラインズやアシアナ航空など)と比較するとインボラが発生しにくい傾向にあります。
チェックインを早めに行う
現在のインボラ選定は基本的にDCS(自動システム)で行われているため、チェックインのタイミングが直接影響する可能性は以前と比べて小さいとされています。とはいえ、手動調整が入る余地もあるため、余裕を持ってチェックインするに越したことはありません。
特別食を注文しない/機内購入の事前サービスを利用しない
アレルギー対応食などの特殊対応をお願いしていると、座席を変更した際に客室乗務員に諸々の確認作業が発生することになるため、インボラの対象外になる可能性があります。
横柄な態度をとらない。ちゃんとした対応をする
システムによる自動選定が主流なため、態度が直接選定に影響する可能性は低いです。しかし、最終的な確認は人間が行うため、クレーマー気質のような対応をする人は対象外にされる可能性も否定できません。最低限のマナーを守り、心証を悪くしないことは大切です。
インボラに関する重要な注意点
- マイルの積算は「元の予約クラス」が基準
インボラでビジネスクラスにアップグレードされても、積算されるマイルや搭乗実績(ステータスポイント)は、もともと予約していたクラス(エコノミーなど)の基準で計算されます。ビジネスクラス分のマイルが貯まるわけではない点に注意してください。 - カウンターでの自己申告(リクエスト)は不可
チェックインカウンターで「アップグレードしてほしい」と要求しても、基本的に断られます。過度な要求は心証を損ねる原因になるため控えましょう。インボラはあくまで「運を天に任せる」性質のものです。 - 特典航空券の優先順位は低め
マイルで交換した特典航空券の場合、有償の航空券よりもインボラの優先順位は低いとされています。ただし、上級会員ステータスを持っていれば可能性はゼロではありません。
これらの条件を理解しつつ、航空会社を賢く利用して快適な空の旅をお楽しみください。
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