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空港における空席待ちの優先順位は?種別と番号と呼び出し順番

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悪天候などで欠航などが生じると、飛行機の「空席待ち」の利用者が急増することになります。そんな空席待ちで自分は乗れそうなのか?順番はどうなるのか?気になるところかと思います。

優先順位次第では、諦めて宿を探す、別の交通機関を探すというほうが効率的なこともありますからね。今回は空港で空席待ちの申し込みをした時に表示される「種別」と「番号」から呼び出しの順番・優先順位を紹介していきます。

事前のキャンセル待ち

ANAやJALは満席であっても2日前までインターネット上でキャンセル待ちの予約を受け付けています。お盆や年末年始などで予約が取れない場合でも、後からキャンセルが出たり、旅行会社販売分で余りが出るなどで航空券を手に入れることができる場合があります。

空港における当日空席待ちの申し込み方法

まず、希望するフライトが満席の場合、当日の空港内で空席待ちの申し込みが可能です。航空会社は万が一に備えて一定の席数を開けておく他、当日搭乗予定の方が来ない(ノーショー)となることもあり、座席に余裕ができることがあるからです。

  1. 空席待ち申し込みを行う
  2. 必要に応じて航空券を購入する
  3. 整理券をもらう
  4. 順番で呼び出しをしてもらう

このような流れになっています。

今いるのが制限エリア外(保安検査前)ならチェックインカウンターや自動チェックイン機で行えます。すでに制限エリア内(保安検査通過後)であれば空席待ちカウンターがありますのでそこで手続きをします。

当日の空席待ちをするにはチケットが必要

当日の空席待ちを利用するには、空席待ちをしている便に搭乗できるチケットが必要になります。

搭乗便の変更が可能なタイプのチケットを持っている方は新規に購入する必要はありませんが、他の便に変更することができない運賃のチケット(SUPURE VALUE、先得など)であれば、それとは別に航空券を購入しなければなりません。

ただし、悪天候による欠航・遅延の場合は、本来変更できない運賃の航空券でも払い戻しや変更などの特別な対応を行ってくれます(JAL/ANA)

なお、当日空席待ちのために航空券を購入したけど、結局空席が回ってこなかった……というような場合は当日の払い戻しをすれば手数料はかかりません。

空席待ちの優先順位は絶対的なステータスがある

空席待ちの優先順位は申し込み順です。なので搭乗予定の便が欠航になった場合は、なるべく早く空席待ちに申し込みをすれば、搭乗できる可能性は高くなります。

一方で、航空会社はいずれもお得意様(ステータスホルダー)を露骨に優先しています。そのため、自分よりもステータスが上のお客様が現れた場合、その人は優先順位を飛び抜かしていくことになります。

空席待ち整理券にかかれている「種別」

この種別が重要です。JALもANAも空席待ちを申し出ると、空席待ち整理券というものがもらえます。ここには「種別(CATEGORY)」と書かれた項目があります。ここが重要です。

  1. 種別S
  2. 種別A
  3. 種別B
  4. 種別C

見たままのランクですが、Sが最優先でCが最下位となります。じゃあ、この種別はどうやってランク付けしてるのか?って話になりますが、各航空会社のステータスで決まっています。ANAはプレミアムメンバーサービス、JALはサービスステータスと呼ばれるものです。

このランクはANAやJALの飛行機に有償搭乗した距離や搭乗クラスなどによって計算されるポイント(プレミアムポイント、FLY ON POINT)で判定されています。

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このランク別の空席待ち種別は以下のように決められています。

ANA JAL
種別S ダイヤモンドサービスメンバー JMBダイヤモンド
JGCプレミア
ワンワールドエメラルド
種別A プラチナサービスメンバー
ブロンズサービスメンバー
SFC会員
スターアライアンスシルバー
スターアライアンスゴールド
JALグローバルクラブ
JMBサファイア
JMBクリスタル
ワンワールドサファイア
ワンワールドルビー
種別B 一般のお客様
種別C 空席時のみ利用できる航空券を利用している方

空席待ち整理券にかかれている番号

番号は申し込みをした順番です。番号は、種別ごとに発番されます。以下はANAの空席待ち管理サイトにおける一例です。こんな風に番号管理されています。

 種別と番号による空席待ちの優先順位

たとえば、以下のような順番で空席待ちに申し込みをしたとします。

  1. C:1番
  2. B:1番
  3. B:2番
  4. B:3番
  5. B:4番
  6. A:1番
  7. A:2番
  8. B:5番
  9. S:1番
  10. S:2番

このような場合の、優先順位は以下のようになります。

  1. S:1番
  2. S:2番
  3. A:1番
  4. A:2番
  5. B:1番
  6. B:2番
  7. B:3番
  8. B:4番
  9. B:5番
  10. C:1番

うーん、清々しいほどの優待ぶりです。なにがあろうが、種別Sが最優先、Sで空席待ちをしている人がいなければ、種別A、そして種別B、種別Cへと進むわけです。

ANAやJALの空席待ちを優先的に配分を受けるには?

やっぱりステータス持ちになるしかありません。基本的には飛行機にたくさん搭乗するしか方法はないです。

航空会社のステータスは原則として1年限りとなっているので日ごろからよく飛行機を使っている人が優遇されるようになっています。

言い換えると、ステータスを持っていない方は、空席待ちをゲットできる確率は低いということです。

大規模な災害などで航空会社の欠航が相次ぎ、空席待ちで航空券を確保したいという場合、早い時間に空席待ちの申し込みをしても、なんだかんだで後から来た種別Sや種別Aが先に割込みしてきます。

これが遅い時間帯になってしまえば尚更です。大規模な欠航が発生している場合は、平会員(種別B)にまで空席待ちが下りてくる可能性が低くなるので、別の手段を考えるのも一つの手かもしれません。

オマケ 航空便が欠航したときの遅延保険で備える

災害等によって飛行機が欠航したときに、便利なものがあります。それは「航空機遅延保険」と呼ばれる損害保険です。欠航や一定以上の遅延があった時には飲食代などの費用について保険金が支払われるような保険となっています。

この保険が実は自動付帯するクレジットカードがあるんです。つまり、対象となるカードを持っていれば、自然災害等で遅延や欠航があると保険金がもらえるんです。

欠航で空港で空席待ちが長時間発生するような場面ではこうした保険があると助かります。

国内外の航空便ご利用時に4時間以上の出航遅延で生じた飲食費および乗継遅延等で生じた宿泊・飲食費や、預けた手荷物が遅延・紛失した際の衣類購入費等を補償します。負担してくれる食事代は2万円までとなっています。

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