燃油サーチャージ値下げ|発券済みは変更で差額返金?JAL・ANA最新額

JALとANAの国際線燃油サーチャージは、2026年9月1日発券分から値下がりしました。北米・欧州・中東・オセアニア方面の片道額は、JALが65,000円から50,000円、ANAが65,000円から55,000円です。
ここで見落としやすいのが、値下げ前に高い燃油サーチャージで発券した人です。航空券をそのまま使うだけでは差額は戻りません。しかし、旅程に余裕があり、未使用航空券の日付や便を変更できるなら、JAL・ANAとも変更日に有効な燃油サーチャージとの差額調整を受けられます。
最終確認日:2026年9月2日。金額は日本発旅程の1人・1区間・片道額です。海外発旅程、共同運航便、複数社をまたぐ旅程は予約明細で確認してください。
9月発券でJAL・ANAはいくら下がる?
| 方面 | JAL 8月発券 | JAL 9〜10月 | ANA 9〜10月 |
|---|---|---|---|
| 韓国 | 7,400円 | 5,900円 | 6,500円 |
| 東アジア | 16,900円 | 12,400円 | 14,300円 |
| グアム・ベトナム・フィリピン等 | 22,500円 | 17,500円 | 19,300円 |
| タイ・マレーシア・シンガポール等 | 35,000円 | 26,000円 | 27,300円 |
| ハワイ・インド・インドネシア | 40,400円 | 30,900円 | 35,800円 |
| 北米・欧州・中東・オセアニア | 65,000円 | 50,000円 | 55,000円 |
ANAの8月発券分も長距離は片道65,000円です。会社間で方面区分や対象路線が完全に同じではないため、最終的には利用便の運賃明細で確認します。


家族旅行では最大12万円差になる
| 例 | 8月中の往復 | 9月以降の往復 | 差額 |
|---|---|---|---|
| JAL長距離・1人 | 130,000円 | 100,000円 | 30,000円 |
| JAL長距離・4人 | 520,000円 | 400,000円 | 120,000円 |
| ANA長距離・1人 | 130,000円 | 110,000円 | 20,000円 |
| ANA長距離・4人 | 520,000円 | 440,000円 | 80,000円 |
燃油サーチャージだけの計算で、航空運賃、空港税、国際観光旅客税などは別です。JAL・ANAとも大人・小児・座席を使う幼児は同額で、座席を使わない2歳未満の幼児は対象外です。家族全員分の最終支払額で比較してください。
これから買う人は「燃油」ではなく現在の支払総額で決める
9月1日の値下げはすでに反映されています。これから新規購入する人は、11月以降の未発表額だけを待つより、希望便の基本運賃・空席・ホテルを含む現在の総額で判断する段階です。
年末年始、連休、イベント期間、必要席数が多い家族旅行は、燃油がさらに下がっても安い予約クラスがなくなれば総額は上がります。現在の便名・日付・運賃種別・最終支払額を保存し、次回発表後に同じ条件で比較してください。予約の優先順位は旅行予約を取る順番でも整理しています。
特典航空券も燃油サーチャージは同額
JAL・ANAとも、国際線特典航空券でも燃油サーチャージが必要です。必要マイル数が変わらなくても、9月発券なら現金負担が下がります。長距離JALを4人分予約する例では、必要マイルが同じまま燃油負担だけで12万円下がります。
ただし特典枠は現金航空券より限られます。希望日の特典席が今しかない場合、数万円の燃油差を待って席そのものを失うリスクがあります。JALマイルの価値とANAマイルの価値を、現金総額と必要マイルで比較してください。
高値で発券済みでも「変更」で現在のサーチャージへ差額調整
JAL・ANAの公式条件は明確です。航空券を変更せずに使う場合、値下げ後も差額調整はありません。一方、全区間が未使用の航空券を変更する場合は、すでに支払った額と変更日に適用される燃油サーチャージとの差額を調整します。旅行を始めて一部区間を使った後は調整されません。
| 航空券の状態 | 燃油サーチャージの扱い | 判断 |
|---|---|---|
| 変更せずそのまま利用 | 値下げ後も差額調整なし | 手続き不要だが差額は戻らない |
| 全区間未使用で日付・便を変更 | 変更日の額との差額を調整 | 運賃差・手数料を含む総額を見積もる |
| 旅行開始後・一部使用済み | 差額調整なし | この方法は使えない |
| 払い戻して新規購入 | 燃油サーチャージ自体は全額払戻し | 航空券本体の取消・払戻条件と新運賃を比較 |


日付変更だけでなく「同じ日の別便」も変更に含まれる
JALは、便名が変わらない日付変更と、旅程が変わらない便名変更を対象例として明記しています。ANAも日付変更と同日別便への変更を例示しています。つまり、旅行日に幅がある人だけでなく、同じ日に複数便がある路線で時間をずらせる人にも検討余地があります。
ただし、燃油差額を得るために自由に便を動かせるという意味ではありません。購入した運賃が変更可能であること、変更先の空席があること、運賃差や変更料金を受け入れられることが前提です。
長距離往復ならJAL3万円・ANA2万円が比較の原資
7〜8月に北米・欧州・中東・オセアニア方面を発券し、9〜10月に全区間未使用のまま変更する例では、燃油サーチャージだけの差は次のとおりです。
| 人数 | JALの往復差額 | ANAの往復差額 |
|---|---|---|
| 1人 | 30,000円 | 20,000円 |
| 2人 | 60,000円 | 40,000円 |
| 4人 | 120,000円 | 80,000円 |
たとえばJAL長距離往復1人で燃油が30,000円下がり、変更先の運賃が8,000円高く、変更料金がかからないなら実質22,000円の節約です。新運賃が25,000円高く変更料金が10,000円なら、5,000円の赤字なので変更しません。
「予約変更」と「取消・取り直し」は別に計算する
| 方法 | 向いている人 | 主なリスク |
|---|---|---|
| 既存航空券を変更・再発券 | 変更可能運賃で、前後日または別便でもよい人 | 運賃差、変更料金、空席不足 |
| 払い戻して新規に取り直す | 取消可能で、新規総額が十分安い人 | 取消・払戻手数料、安い席の消失、特典席の取り直し失敗 |
| そのまま利用 | 日程固定、変更不可運賃、差額が小さい人 | 燃油の値下げ差額は戻らない |
燃油サーチャージ自体は、航空券を払い戻す場合にJAL・ANAとも全額払い戻すと案内しています。ただし「航空券本体の取消料までゼロ」という意味ではありません。取消・取り直しは、いったん安い運賃や特典席を失う可能性もあるため、燃油だけを見て先に取消ボタンを押さないでください。
変更・取り直しを失敗しない6ステップ
- eチケット控えで全区間未使用か確認:往路搭乗後なら差額調整の対象外です。
- 運賃規則を確認:変更可否、変更料金、払戻手数料、有効期限を確認します。
- 変更候補を検索:前後日・同日別便で、基本運賃を含む新しい支払総額を確認します。
- 購入元へ差額見積もりを依頼:「変更後の運賃差、手数料、燃油・税金の返金または追加額」を分けて確認します。
- 節約額と予定変更の負担を比較:数千円のためにホテル・休暇・乗継を崩さないようにします。
- 確定後にeチケットを保存:変更日、便名、燃油・税金の明細、返金方法を確認します。
旅行会社・OTAで購入した航空券は、航空会社サイトだけで完結しないことがあります。JALは旅行会社で購入した航空券は購入元へ問い合わせるよう案内しています。ANA便はANA国際線の変更・払戻窓口と購入元の双方で、手続き先を先に確認してください。
この方法が使えない・得にならないケース
- 往路など一部区間をすでに利用している。
- 変更不可・返金不可の運賃で、取消コストが燃油差を上回る。
- 変更先の安い予約クラスがなく、基本運賃が大きく上がる。
- 特典航空券を取り直すと必要マイルが増える、または特典席が戻らない。
- ツアー・ダイナミックパッケージで、航空券だけを変更できない。
- 共同運航便や複数航空会社の旅程で、燃油・税金の再計算が単純ではない。
特に特典航空券は、燃油の節約額より空席の希少性が大きいことがあります。変更前にJALマイルの価値・ANAマイルの価値と現金負担を一緒に比べてください。また、旅程の順番を崩して一部区間を放棄すると後続便が使えなくなることがあるため、航空券をノーショーしたときの扱いも確認しておきましょう。
乗継便は区間ごとに加算されることがある
直行便の片道額だけを見て、乗継旅程も同額と思わないことが重要です。航空券の運航会社・販売会社、共同運航便、乗継区間により、燃油サーチャージの合計は変わります。
比較時は「航空運賃」ではなく、予約最終画面の運賃・燃油・税金を合計した総額を見ます。旅行会社のパックなら、航空券とホテルをセット・別予約で比べる方法を使い、ホテル込み総額でも比較します。
JALは別に航空保険特別料金600円
JALの日本購入分では、燃油サーチャージとは別に航空保険特別料金が1区間600円かかります。値下げ後の燃油額だけで最終支払額を作らず、空港税なども含めた明細で判断してください。
発券前・変更前の最終チェックリスト
- 航空券は全区間未使用か。
- 日付・便の変更が可能な運賃か。
- 変更後の基本運賃と燃油・税金を含む総額はいくらか。
- 変更・取消・払戻手数料をすべて引いても得か。
- 特典航空券は同じ必要マイル・同じ座席を確保できるか。
- 旅行会社・OTA購入なら、手続き先を購入元に確認したか。
- 共同運航便や乗継便は区間ごとの燃油合計を確認したか。
よくある質問
発券後に燃油サーチャージが下がったら自動返金されますか?
自動返金はされません。JAL・ANAとも、変更しない航空券は差額調整なしです。全区間未使用の航空券を日付・便変更する場合は、変更日に有効な額との差額が調整されます。
同じ日の別便への変更でも差額調整の対象ですか?
JAL・ANAとも、旅程を変えない便名変更を「変更」の例に挙げています。ただし、購入運賃で変更できること、空席があること、運賃差・変更料金を支払えることが前提です。
9月搭乗なら安くなりますか?
搭乗日ではなく発券日で決まります。8月に発券して9月に搭乗する航空券は8月の額、9月に発券して10月に搭乗する航空券は9〜10月の額です。
11月以降の発券額も50,000円・55,000円ですか?
確定していません。燃油価格と為替の基準により2カ月ごとに見直されます。11月発券分の公表後に判断してください。
燃油が下がるなら航空券も必ず安くなりますか?
必ずではありません。空席に応じて基本運賃が上がれば、燃油値下げ後も総額が高くなることがあります。同じ便・同じ条件の総額で比較します。
公式情報
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