ストップオーバーとは?トランジット・オープンジョーとの違いと航空券予約の注意点
ストップオーバー(途中降機)とは、目的地に向かう途中の場所で24時間以上滞在することを指します。ちなみに24時間以内の場合は「トランジット(乗り継ぎ)」といいます。
たとえば、羽田から出発し、シンガポールを経由してパリへ向かうフライトを利用するとき、シンガポールですぐに乗り継ぎをせずに1日以上滞在する場合をストップオーバーといいます。
極端な話、数日間滞在してもよいので、一度のフライトで2か国以上の旅行を楽しむことができます。航空券にはストップオーバーができるもの、できないものの記載がありますので事前に確認してください。
また、ストップオーバーを利用する場合には、別途費用が掛かるというケース(有償航空券で約1万円の追加料金が発生する事例など)もあります。
ストップオーバーとは
ストップオーバーとは、目的地に向かう途中の乗り継ぎ地で24時間以上滞在することを指します。通常の乗り継ぎ(トランジット)とは異なり、乗り継ぎ地で観光やショッピング、リラックスする時間を持てるため、旅行者にとって多くのメリットがあります。
- 24時間以上の滞在が可能
- 複数の国や都市を訪れることができる
- 航空会社や航空券の種類によって条件が異なる
うまく利用すれば、旅行をよりお得に楽しむことができるケースもあります。
ストップオーバーを活用した旅行の楽しみ方
- 複数都市観光
1回の旅行で2か国以上を訪れることができ、効率的に観光を楽しむことができます。例えば、ヨーロッパ旅行の場合、ロンドンでストップオーバーし、数日滞在した後にパリやローマに向かうことができます。 - 旅の疲れを軽減
長時間のフライトの途中で休息を取ることで、時差ボケの軽減やリフレッシュが可能です。長時間の移動による疲労を緩和し、次の目的地での観光をより楽しむことができます。 - 経由地の文化体験
普段訪れる機会の少ない都市で、新しい文化や人々と出会うチャンスが増えます。ストップオーバーを活用して、経由地の歴史や文化を学び、特別な体験を楽しむことができます。 - 免税ショッピングの活用
ストップオーバーの際、経由地の空港で免税品を購入する機会が増えます。特にブランド品や化粧品、アルコール類などがお得に手に入ることが多いです。 - マイル獲得
経由地の航空会社のマイルを貯めることができる場合もあります。ストップオーバーを上手に利用することで、効率的にマイルを貯めることができるでしょう。
ストップオーバーと「オープンジョー」の違い
ストップオーバーと合わせて知っておきたい用語に「オープンジョー」があります。これらを組み合わせることで、さらに多くの都市を効率よく訪問することが可能になります。
| 用語 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| ストップオーバー | 経由地で24時間以上滞在すること | 東京からパリへ行く途中、シンガポールで3日間滞在してからパリへ向かう。 |
| オープンジョー | 往路の到着地と、復路の出発地が異なること | 往路は東京からパリへ飛び、復路はロンドンから東京へ帰る。(パリからロンドン間は各自で移動) |
例えば、「東京から出発してパリへ向かう途中にシンガポールでストップオーバーし、帰りはローマから東京へ帰る(オープンジョー)」といった、自由度の高い旅程を組むことも可能です。
特典航空券とストップオーバーの上手な利用法
- 航空会社の規定確認
各航空会社のストップオーバー規定を事前に確認することが重要です。利用条件は、航空会社やチケットの種別・運賃クラスによって大きく異なります。 - 利用可能な回数や条件の確認
以前は「往路か復路のどちらかで1回のストップオーバーが可能」といったルールが一般的でしたが、現在では航空会社・運賃クラス・予約発券のタイミングによって条件が細かく設定されています。 - 制限エリアの把握
ストップオーバー可能な地域は、国やエリアで一括りに制限されているわけではなく、主に航空会社ごとのルート規定や運賃クラスの規定によって制限されています。 - マイル数の確認
ANAやJALを含む多くのマイレージプログラムにおいて、ストップオーバーを利用しても、目的地までの必要マイル数が変わらない場合があります。特典航空券を利用する際は非常にお得な要素となるため確認しましょう。
【重要】ANA特典航空券のルール改定について(2025年6月24日以降)
ANA国際線特典航空券は、2025年6月24日の予約・発券分よりルールの改定が行われます。新たに片道発券が導入される一方で、乗り継ぎ回数の制限が変更され、海外発の片道発券ではストップオーバーが不可となります。ANAマイルを利用する予定の方は、最新の規定を公式サイトで必ず確認してください。
ストップオーバー利用時の重要な注意点
- 入国手続きとビザ・電子渡航認証の確認
ストップオーバーでは経由地での入国審査が必要となります。そのため、ビザの取得が必要な場合があります。また、ビザ免除国であっても、アメリカの「ESTA」、オーストラリアの「ETAS(ETA)」、ニュージーランドの「NZeTA」など、事前の電子渡航認証の申請が必須となる国が増えています。これらはチェックイン時に確認されるため、事前の準備が不可欠です。 - パスポートの残存期間確認
経由国によって、必要なパスポートの残存期間が異なります。出発前に必ず確認し、問題がないかチェックしてください。 - 手荷物(スルーバゲージ)の取り扱い
ストップオーバー(24時間以上の滞在)の場合、原則として経由地で預け入れ荷物を一度受け取る必要があります。ただし、同一航空会社や同一アライアンスの利用など、条件によっては最終目的地までそのまま荷物を運んでくれる「スルーバゲージ」が可能なケースもあります。チェックイン時に必ず係員へ確認してください。
無料・お得にストップオーバーできる主要航空会社
自国のハブ空港での観光を促進するため、無料や格安のストップオーバープログラムを提供している航空会社が多数あります。以下はその代表例です。
| 航空会社 | 経由地 | 主なプログラム・特典内容 |
|---|---|---|
| フィンエアー | ヘルシンキ | 5時間から最大5日間の無料ストップオーバーが可能。 |
| シンガポール航空 | シンガポール | 「シンガポール・ストップオーバー・ホリデイ・プラス(SSHP)」など、観光スポット20か所以上への無料入場を含む特典プログラムを提供。 |
| カタール航空 | ドーハ | トランジット時間が12時間〜96時間以内の場合、4ツ星・5ツ星ホテルの格安パッケージ(14米ドル〜)が利用可能。 |
| TAPポルトガル航空 | リスボン / ポルト | 最大10日間の無料ストップオーバープログラムを提供。 |
上記以外にも、エミレーツ航空、エティハド航空、エールフランス航空、エア・カナダなどが魅力的なプログラムを用意しています。条件は変更されることがあるため、最新情報は必ず各航空会社の公式サイトで確認してください。
まとめ
ストップオーバーを上手に活用することで、1回の旅行で多くの体験を得ることができます。
航空券の種類、手荷物の取り扱い、電子渡航認証(ESTAなど)の要否、そして航空会社の最新ルール(ANAの2025年ルール改定など)をしっかり確認し、計画的に利用することで、効率的で楽しい旅行を実現しましょう。
2026年時点でストップオーバー予約前に確認したいこと
ストップオーバーは、経由地も旅行先として楽しめる便利な方法です。ただし、航空券のルール、入国条件、ホテル、荷物、乗り継ぎ時間を確認しないと、単純な乗り継ぎより負担が増えます。
- 航空券の運賃規則でストップオーバーが可能か
- 追加料金や税金が発生しないか
- 経由地で入国・滞在できる条件を満たしているか
- 預け荷物を経由地で受け取る必要があるか
- 空港からホテルまでの移動時間と費用
- 経由地ホテルのキャンセル条件
- 海外旅行保険の補償期間と対象地域
経由地で1泊する場合、航空券だけ安くてもホテル代と空港アクセスが高いと総額で得になりません。特に深夜到着・早朝出発では、空港近くのホテルを先に確認しましょう。
ストップオーバーに向いている旅行
ストップオーバーは、単に航空券を安くするためだけでなく、旅行体験を増やすために使うと満足度が上がります。
| 旅行タイプ | 向いている理由 |
|---|---|
| ヨーロッパ・北米など長距離旅行 | 途中で休めるため、体力面の負担を分散しやすいです。 |
| アジア経由の周遊旅行 | シンガポール、ソウル、台北、香港などを追加で楽しみやすいです。 |
| 親孝行旅行・シニア旅行 | 長時間移動を分けられる一方、ホテルと空港移動の確認が重要です。 |
| マイル特典航空券 | 航空会社やプログラムによってルールが異なるため、予約前の確認が必須です。 |
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