交通系ICカードのキャッシュレス還元事業は終了済み 現在のポイントとタッチ決済の使い方

この記事は、2019年10月から2020年6月まで実施された「キャッシュレス・消費者還元事業」における交通系ICカードの対応状況をまとめていた記事です。

現在の結論:国のキャッシュレス・消費者還元事業は終了済みです。いま交通系ICカードでお得に使うなら、過去の還元制度ではなく、Suica・PASMO・ICOCAなどのポイント登録、モバイルIC、クレジットカードのタッチ決済対応路線を確認するのが現実的です。

交通系ICカードは、電車・バスの乗車だけでなく、駅ナカ、コンビニ、飲食店、自動販売機などの少額決済でも使いやすい決済手段です。ただし「交通系ICカードなら必ずポイントが貯まる」というわけではありません。カードの種類、発行会社、登録状況、利用エリア、対象店舗によってポイント付与の有無が変わります。

移動費と宿泊費はセットで考える:交通系ICカードやタッチ決済の使いやすさは、旅行先の駅・バス・ホテル立地で変わります。駅近ホテルを選ぶと、現金が必要な交通機関や乗り換えの不安を減らしやすくなります。

キャッシュレス・消費者還元事業は終了済み

キャッシュレス・消費者還元事業は、消費税率引き上げに伴う需要平準化などを目的に、2019年10月から2020年6月まで実施された国の事業です。現在はこの制度による2%・5%還元はありません。

そのため、当時の「Suicaは対応」「PASMOは手続きが必要」「ICOCAは還元登録が必要」といった情報を、そのまま現在の節約方法として使うことはできません。現在は各ICカード・鉄道会社・ポイントサービスの通常制度を確認する必要があります。

現在は「ポイント登録できているか」が重要

交通系ICカードでポイントを取りこぼしやすいのは、カードを持っているだけで満足してしまうケースです。代表例として、SuicaはJRE POINT WEBサイトへの登録が重要です。登録したSuica・モバイルSuicaの利用で、対象の鉄道利用や加盟店でポイントが貯まる仕組みがあります。

ICカード・エリア現在確認したいこと注意点
Suica JRE POINTにSuica・モバイルSuicaを登録しているか 未登録だと対象利用でもポイントを取りこぼす可能性があります。
PASMO 利用する鉄道会社・クレジットカード・ポイントサービス側の条件 PASMO全体で一律に同じポイント制度があるわけではありません。
ICOCA WESTER会員、SMART ICOCA、モバイルICOCAなどの連携 WESTERポイントをICOCAにチャージして使える条件があります。
その他の交通系IC 発行会社・地域ポイント・クレジットカード連携 相互利用できても、ポイント制度は発行会社ごとに異なります。

旅行者はモバイルICと物理カードを使い分ける

旅行で使うなら、モバイルSuica、モバイルPASMO、モバイルICOCAなどを使うと、チャージや残高確認がしやすくなります。一方で、スマートフォンの電池切れ、通信障害、対応エリア、同行者への貸し借りのしにくさを考えると、物理カードを残しておくメリットもあります。

出張や旅行で失敗しにくいのは、メインをモバイルICにしつつ、予備として現金またはクレジットカードを持っておく形です。特に地方のバス、観光地のローカル交通、個人店では、交通系ICカードに対応していない場面もあります。

クレジットカードのタッチ決済も交通で広がっている

近年は、交通系ICカードだけでなく、VisaやJCBなどのクレジットカード・デビットカードのタッチ決済で乗れる公共交通機関も増えています。対応路線では、専用端末にカードやスマートフォンをかざすだけで乗降できるため、訪日旅行者や一時利用者にも使いやすい方式です。

ただし、タッチ決済は全国すべての鉄道・バスで使えるわけではありません。交通系ICカードの改札機と、クレジットカードのタッチ決済端末は別に設置されていることもあります。利用前に、目的地の鉄道会社・バス会社がどの決済方式に対応しているか確認しましょう。

旅行者向けの使い分け早見表

交通系ICカード、モバイルIC、クレジットカードのタッチ決済は、どれか1つが常に最適というものではありません。旅行では、移動エリア、同行者、チャージ方法、ポイントの貯め方で使い分けると失敗しにくくなります。

利用シーン向いている決済手段理由
首都圏・関西圏の鉄道移動が中心 交通系ICカード・モバイルIC 改札・駅ナカ決済で使いやすく、残高管理もしやすいです。ポイント登録済みなら還元も確認できます。
地方のバス・観光交通を使う 交通系ICカード+現金の併用 ICカード非対応や、対応ブランドが限られる路線があります。小銭・千円札を残しておくと安心です。
対応路線を短期利用する クレジットカードのタッチ決済 事前チャージなしで使えるため、訪日旅行者や一時的な利用では便利です。ただし対応端末の有無を確認しましょう。
家族旅行・子連れ旅行 物理ICカード+予備決済 同行者ごとにカードを分けやすく、スマートフォンの電池切れにも備えられます。
出張・一人旅 モバイルIC+クレジットカード チャージ、履歴確認、ホテル予約、タッチ決済をスマートフォン中心にまとめやすいです。

特に注意したいのは、交通系ICカードの「相互利用」と「ポイント付与」は別物という点です。たとえば、あるICカードで改札を通れるからといって、その利用が発行会社やポイントサービスのポイント対象になるとは限りません。ポイントを重視するなら、普段使う鉄道会社、登録済みカード、定期券、クレジットカードの組み合わせを確認してください。

交通系ICカードで損しないチェックリスト

  • SuicaはJRE POINTに登録しているか
  • ICOCAはWESTERポイントとの連携条件を確認しているか
  • PASMOは利用する鉄道会社・クレジットカード側のポイント制度を確認しているか
  • モバイルICに移行した場合、登録先やポイント付与対象が変わっていないか
  • 旅行先の鉄道・バスが交通系IC、クレカタッチ、QR、現金のどれに対応しているか
  • 駅ナカ・街ナカの買い物で、対象店舗と対象カードを確認しているか

旅行前に決済手段と宿泊先をセットで確認する

交通系ICカードの使い勝手は、旅行先の移動手段で大きく変わります。都市部ならICカードやタッチ決済で移動しやすい一方、地方では現金や事前予約が必要な交通機関もあります。駅近ホテルを選ぶと、決済手段の不安や乗り換え回数を減らしやすくなります。

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