旅館、ホテルなどのリゾート施設やクルーズ旅行などで利用される用語の一つに「オールインクルーシブ(All inclusive)」という言葉があります。
オールインクルーシブとは、滞在中の食事や飲み物、エンターテインメント、アクティビティなどがすべて宿泊料金に含まれているプランのことです。海外ではなじみ深いですが、最近では日本国内のホテルや旅館、温泉などでも、オールインクルーシブプランが導入されることが増えてきています。
一般的にホテルに宿泊する際は飲み物や食べ物の料金やリラクゼーション、あるいはアクティビティなどの料金は原則として別会計となりますが、オールインクルーシブプランであれば、それらの料金がすべてコミコミとなっています。
オールインクルーシブの旅行プランの楽しみ方、メリット
ホテルや旅行などを楽しむ際、その「料金」が気になることってありますよね。
- 食事中にお酒を飲みたいけど、ホテルだと高いからやめておこう……
- ルームサービスを頼みたいけど、高いからやめておこう……
- ビーチサイドでカクテルを飲みたいけど、高そう……
- マリンスポーツやってみたいけど、高そうだなぁ……
こんな風に、せっかくの旅行で○○してみたいけど、高そうだから……といったことを気にする必要がありません。特にホテルの料金はホテル価格で外の価格と比べると割高なことも多いのでなおさらです。
ただ、せっかくの旅行でホテル滞在やリゾート旅行、クルーズ旅行を楽しんでいるのにお金のことが気になって色々体験できないのはもったいない!!
そんな方にピッタリなのがオールインクルーシブな旅行プランとなります。
オールインクルーシブプランであれば、食事や飲み物、アクティビティなどは無料になります。なので好きな時に好きなだけホテルや旅行を満喫できるというのがオールインクルーシブプランの最大のメリットです。
滞在中の行動一つ一つにかかるお金が無料(含まれている)わけなので、最初に払う価格にさえ納得していれば、あとは自由に行動できるという制約の無さがウリになるわけです。
オールインクルーシブのデメリットは”使わないともったいない病”になる
一方でオールインクルーシブのデメリットは逆に「何もしない」ということがもったないということになります。
- ご飯やお酒は沢山食べてり飲まないともったいない
- 体験できるイベントはなんでもやらにともったいない
というように、どうせなら「使わないともったいない」という気持ちが全面に出てしまって必要以上に飲み食いをしたり、たいして興味もないアクティビティを利用しいたりと、過ぎたるは猶及ばざるが如しのような状況になってしまう可能性があります。
お酒無料だからといって飲みすぎて翌日二日酔い……なんて笑えない話です。
また、ホテルクルーズの規模などによっても変わりますが、オールインクルーシブのプランの場合、食事やサービス内容がややマンネリ化しやすいような傾向もあります。1週間の旅行で最初は良かったけど、途中からちょっと飽きてしまった……なんてこともないわけではありません。
このほか、あまり食事をしない人、あまりお酒を飲まない人、アクティビティに参加しない人にとってはオールインクルーシブプランは割高な事前料金を払うことになるので損をした気持ちになるかもしれません。
ホテルのオールインクルーシブプラン
リゾート地域に多く見られます。モルディブなどのリゾート地では昔からオールインクルーシブのホテルプランが多くみられます。
一方で最近では日本国内のリゾートホテルや高級ホテルなどでもオールインクルーシブプランを用意しているホテルが登場してきています。
日本国内で利用できるオールインクルーシブ滞在が可能なホテルは以下のようになっています。
北海道 | ・クラブメッド北海道サホロ |
---|---|
東北 | ・別邸 山の季 ・松島温泉 松島一の坊 |
甲信越・北陸 | ・渋温泉 春蘭の宿 さかえや ・加賀屋別邸 松乃碧 |
東海 | ・森の入り江の離れ宿 無雙庵 枇杷 ・世界遺産 富士山を望む宿 富岳群青 ・里創人 熊野倶楽部 |
関西 | ・夕日ヶ浦温泉 佳松苑はなれ櫂 ・東山 四季花木 ・SETRE NARAMACHI ・1日6組限定 ー独占、という名の贅沢ー 炭平別邸 季ト時 |
四国 | ・THE CHELSEA BREATH |
沖縄 | ・クラブメッド石垣島 |
※上記リンク先は「じゃらんネット」です。楽天トラベルで予約をしたい方は「こちら」からオールインクルーシブプランのある宿を見つけることができます。
のんびりゆっくりと過ごしたい大人のための宿が多い印象ですね。
クルーズ旅行でも定番のオールインクルーシブ
リゾートホテルなどで見られるオールインクルーシブですが、クルーズ旅行(クルーズ船)でもオールインクルーシブな旅行を楽しめるプランがあります。
<一般的なクルーズ船>
3食+軽食+フリードリンク対象の飲み物は無料で提供されています。多くのアミューズメントの料金も含まれていますが、「アルコールは対象外」「寄港地でのツアー利用は有料」「エステやスパの利用は有料」となっています。飛鳥、ぱしふぃっくびいなす、日本丸などの日本船籍のクルーズはこちらのタイプが多いです。
<オールインクルーシブなクルーズ船>
クルーズ旅行でオールインクルーシブとされるのは、ルームサービスを含む無制限の食事にお酒、寄港地での観光などもすべて含まれているプランです。外国船籍のクルーズプランに多くみられます。
私、とらべるお(@TravelersHack)が、お得に旅行をするために私が活用していることをまとめています。個人的に大切にしているのが「ポイント」の上手な活用です。ポイントというとオマケというイメージが強いかもしれませんが、うまく利用するとその価値を2倍、3倍と高めることができたりします。
お得に貯める×お得に使う
この掛け合わせが大切ですね。
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ポイントを上手に交換して旅行をお得にする
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ちなみに「マイラーに向いていない人」というのもいます。自分の旅行スタンスを考えてみることも大切です。他にもホテル系のポイントもお得だったりします。今私が活用しているのは「ニューオータニの宿泊券・レストラン券」だったりします。
お得な旅行サービスを活用する
この他、旅行やホテル宿泊をお得にするWEBサービスや会員プログラムを活用するのも手ですね。ポイントに近いところだとHafHのようなコイン(ポイント)を積み立てて宿泊に使えるというサービスもあります。
上手くコインを貯めていけば旅行をお得にすることができるはずです。キャンペーンを活用するのもいいですね。