旅館、ホテルなどのリゾート施設やクルーズ旅行などで利用される用語の一つに「オールインクルーシブ(All inclusive)」という言葉があります。
オールインクルーシブとは、滞在中の食事や飲み物、エンターテインメント、アクティビティなどがすべて宿泊料金に含まれているプランのことです。海外ではなじみ深いですが、最近では日本国内のホテルや旅館、温泉などでも、この言葉が使われるようになりました。
オールインクルーシブの旅行プランの楽しみ方
オールインクルーシブが謳われた旅行の場合は、館内、施設内で実施されているイベントやエンターテインメントにどんなものがあるのかをリサーチしましょう。
オールインクルーシブなホテルや旅館、クルーズ旅行などでは様々な無料で楽しめる遊びや体験、食事、軽食などが用意されています。
滞在中の行動一つ一つにかかるお金が無料(含まれている)わけなので、最初に払う価格にさえ納得していれば、あとは自由に行動できるという制約の無さがウリになるわけです。
- 食事中にお酒を飲みたいけど、ホテルだと高いからやめておこう
- ルームサーヴィスを頼みたいけど、高いからやめておこう
- ビーチサイドでカクテルを飲みたいけど、高そう
- マリンスポーツやってみたいけど、高そうだなぁ
こんな風に、せっかくの旅行で○○してみたいけど、高そうだから……といったことを気にする必要がありません。
ただ、オールインクルーシブだからといって何でもかんでもOKというわけではなく、一部はオプション(有料)のものもあります。その辺りは要確認です。
クルーズ旅行でも定番(?)のオールインクルーシブ
リゾートホテルなどで見られるオールインクルーシブですが、クルーズ旅行(クルーズ船)でもオールインクルーシブな旅行を楽しめます。
ただし、微妙に定義が違っています。
<一般的なクルーズ船>
3食+軽食+フリードリンク対象の飲み物は無料で提供されています。多くのアミューズメントの料金も含まれていますが、「アルコールは対象外」「寄港地でのツアー利用は有料」「エステやスパの利用は有料」となっています。
<オールインクルーシブなクルーズ船>
クルーズ旅行でオールインクルーシブとされるのは、ルームサービスを含む無制限の食事にお酒、寄港地での観光などもすべて含まれているプランです。
オールインクルーシブ旅行の注意点
当たり前なのですが、オールインクルーシブというのは「事前に払った料金にすべてコミコミ」なプランです。
なので、あまり食事をしない人、あまりお酒を飲まない人、アクティビティに参加しない人にとっては割高な事前料金を払っているということになるわけです。
もちろん、品なく飲み食いしろというわけではありませんが、リゾートやクルーズ滞在中にアクティブにいろいろなことを楽しみたい方、非日常のサービスをラグジュアリーに楽しみたい方向けの旅行プランです。