オープンジョーとは?海外発券のやり方・デメリット・予約方法
オープンジョーとは、往路と復路で発着地が異なる航空券のことです。たとえば「東京→パリ」で入り、ヨーロッパを鉄道で移動して「ローマ→東京」で帰るような旅程がオープンジョーです。
一方、海外発券とは、日本発ではなく海外の都市を出発地にして航空券を買う方法です。たとえば「バンコク→東京→バンコク」や「ソウル→東京→ニューヨーク→ソウル」のように、海外を起点にします。
検索データでは「オープンジョーとは」と「海外発券 やり方」の両方で見られているため、この記事では意味、予約方法、安くなる可能性、デメリット、JAL/ANAなどで探す時の注意点をまとめます。
オープンジョーとは
オープンジョーは、往復航空券の一部区間が開いている旅程です。英語のopen jawは「開いた顎」という意味で、航空券のルート図が開いた口のように見えることからそう呼ばれます。
代表的なパターンは3つあります。
| 種類 | 例 | 使い方 |
|---|---|---|
| 到着地を変える | 東京→パリ、ローマ→東京 | 現地で鉄道やLCC移動をする欧州周遊 |
| 出発地を変える | 東京→ニューヨーク、ニューヨーク→大阪 | 日本側の帰着空港を変える |
| 両方変える | 東京→ロンドン、パリ→大阪 | 出発地・帰着地・現地都市を変える |
ポイントは、飛行機で移動しない区間があることです。その区間はサーフェイス区間と呼ばれ、鉄道、バス、レンタカー、LCC、船などで自分で移動します。
オープンジョーが向く旅行
オープンジョーが向くのは、戻るためだけの移動を減らしたい旅行です。
- ヨーロッパでパリ着、ローマ発にする
- アメリカでニューヨーク着、ロサンゼルス発にする
- 北海道で新千歳着、函館発にする
- 九州で福岡着、鹿児島発にする
- 日本側で成田着ではなく関空・中部・福岡着にする
旅行日数が短いほど、出発地に戻る時間を削れるメリットが大きくなります。
海外発券とは
海外発券とは、海外の都市を出発地にして航空券を購入する方法です。日本発の往復航空券ではなく、海外発の往復または複数都市航空券として予約します。
たとえば、次のような旅程です。
- ソウル→東京→ソウル
- バンコク→東京→ニューヨーク→バンコク
- 台北→東京→欧州→台北
- シンガポール→東京→シンガポール
国や時期によって運賃、燃油サーチャージ、為替、セール条件が違うため、日本発より安く見えることがあります。ただし、最初の海外出発地まで行く航空券が別途必要です。
海外発券のやり方
海外発券は、航空会社公式サイトや予約サイトで「国・地域」「言語」「出発地」を変えて検索します。JAL公式の国際線予約ページでは、自由旅程(複数都市)や海外発の予約導線が用意されています。
基本手順は次の通りです。
- 日本発の往復料金を調べて基準価格を作る
- 候補の海外出発地を決める。例:ソウル、台北、バンコク、シンガポールなど
- 航空会社公式サイトで国・地域を切り替える
- 海外発の往復または複数都市で検索する
- 日本から海外出発地までの別切り航空券代を足す
- ホテル代、空港税、燃油、決済手数料、為替を含めて比較する
- 最初の区間に必ず乗れる日程か確認する
海外発券は、航空券だけを見れば安くても、出発地までの移動や前泊が必要になると総額が上がります。
複数都市予約の使い方
オープンジョーは、航空会社サイトの「複数都市」「自由旅程」「マルチシティ」から探すのが基本です。JAL公式では、国際線予約ページに「自由旅程(複数都市)」と「国際線のオープンジョーや自由旅程(複数都市)の予約はこちらから」という導線があります。
検索例は次のようになります。
| 目的 | 検索入力例 |
|---|---|
| 欧州周遊 | 東京→パリ、ローマ→東京 |
| 日本側帰着空港を変える | 東京→ロンドン、ロンドン→大阪 |
| 海外発券+日本滞在 | ソウル→東京、東京→ソウル |
| 海外発券+長距離旅行 | バンコク→東京、東京→ニューヨーク、ニューヨーク→バンコク |
複数都市で高く出る場合は、片道航空券を2本または3本に分けた方が安いこともあります。特にLCCや国内線を絡める時は、片道比較も必須です。
オープンジョーとストップオーバーの違い
オープンジョーとストップオーバーは混同されやすいですが、意味が違います。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| オープンジョー | 発着地の一部が違う航空券 | 東京→パリ、ローマ→東京 |
| ストップオーバー | 乗継地で24時間以上滞在すること | 東京→ドーハで2泊→ローマ |
| トランジット | 乗継地で短時間滞在すること | シンガポールで3時間乗継 |
| 周遊航空券 | 複数都市を航空券に組み込む旅程 | 東京→パリ→ローマ→東京 |
ストップオーバーの詳しい考え方はこちらで整理しています。
ストップオーバーとは?トランジット・オープンジョーとの違いと航空券予約の注意点
メリット
オープンジョーと海外発券の主なメリットは次の通りです。
- 戻るためだけの移動を減らせる
- 複数都市を効率よく回れる
- 現地鉄道、LCC、レンタカーと組み合わせやすい
- 日本側の出発空港・帰着空港を変えられる
- 海外発券では、日本発より安い運賃が見つかる可能性がある
- 特典航空券の空席を組み合わせやすい場合がある
特に、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア周遊では移動効率の差が出やすくなります。
デメリット
デメリットもはっきりあります。
- 旅程が複雑になり、遅延時のリカバリーが難しい
- サーフェイス区間の移動費は自己負担
- 別切り航空券は乗継保証がない
- LCCは手荷物、座席指定、支払い手数料で総額が上がる
- 海外発券は最初の区間に乗らないと後続区間が無効になることがある
- 変更・キャンセル規定が国や運賃で違う
- 決済通貨、為替、海外事務手数料を見落としやすい
特に海外発券では、「日本から海外出発地までの片道をどうするか」と「帰ってきたあと海外発券の終点まで戻る必要があるか」が重要です。
ANA・JALで探す時の注意点
ANAやJALでオープンジョーや海外発券を探す時は、まず公式サイトで旅程が組めるか確認します。JALは国際線予約ページに自由旅程(複数都市)や海外発予約の導線があります。
注意点は次の通りです。
- 日本発サイトと海外発サイトで表示運賃が違うことがある
- 購入通貨、表示言語、決済方法が変わることがある
- 海外発券は発券地・出発地の規則が適用される場合がある
- 日本語サポートや変更手続きの扱いを確認する
- 特典航空券は有償航空券とルールが違う
「ANA 海外発券 やり方」「JAL 海外発券 やり方」で探している場合でも、最終的には航空会社公式の運賃規則、変更条件、手荷物条件を確認してください。
航空券+ホテルも比較する
オープンジョーや海外発券では、航空券だけが安くてもホテル代で逆転することがあります。到着地と出発地が違うため、宿泊地が増えたり、前泊が必要になったりするためです。
次の3つを比較してください。
- 航空会社公式の往復・複数都市
- 片道航空券の組み合わせ
- 航空券+ホテルのダイナミックパッケージ
予約前チェックリスト
- 往復、複数都市、片道組み合わせを比較した
- サーフェイス区間の移動時間と費用を確認した
- 別切り航空券の乗継リスクを理解した
- 手荷物、座席指定、支払い手数料を総額に入れた
- 海外発券の出発地まで行く航空券を計算した
- 最初の区間に乗らないと後続区間が使えない可能性を理解した
- 変更・キャンセル条件を確認した
- ホテル代と前後泊費を含めて比較した
よくある質問
オープンジョーとは何ですか?
往路と復路で発着地が異なる航空券です。たとえば東京からパリへ行き、現地を鉄道で移動してローマから東京へ帰る旅程がオープンジョーです。
オープンジョー航空券はどう予約しますか?
航空会社や旅行予約サイトの「複数都市」「自由旅程」「マルチシティ」から検索します。出てこない場合は、片道航空券の組み合わせも比較してください。
海外発券はなぜ安いことがあるのですか?
出発国ごとの運賃水準、競争環境、燃油・税金、為替、セール条件が違うためです。ただし、日本から海外出発地までの移動費を足すと高くなることもあります。
海外発券の一部区間を乗らないとどうなりますか?
一般的に、最初の区間や途中区間に乗らないと後続区間が無効になることがあります。スキップ前提の予約は危険です。必ず運賃規則を確認してください。
ストップオーバーとオープンジョーは同じですか?
違います。ストップオーバーは乗継地で24時間以上滞在すること、オープンジョーは発着地の一部が違う航空券です。
まとめ
オープンジョーは、到着地と出発地を変えることで周遊旅行を効率化できる航空券の考え方です。海外発券は、海外を出発地にして運賃差を狙う方法です。
どちらも上手く使えば移動効率や総額で有利になることがありますが、旅程が複雑になります。航空券代だけでなく、地上移動、ホテル、前後泊、手荷物、変更条件、最初の区間に乗る必要まで含めて比較しましょう。
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参考情報
2026年6月29日時点のJAL公式国際線予約ページを確認し、自由旅程(複数都市)、国際線のオープンジョー予約、海外発予約の導線があることを確認したうえで、航空券の探し方として整理しています。航空会社ごとの運賃規則、変更条件、海外発券の扱いは変わるため、購入前に必ず公式サイトで最新条件を確認してください。
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