ANAとIHGのステータスマッチで2泊を予約する前に確認すること

ANAの対象上級資格を持ち、今後もIHGに泊まる人は、正式な申込条件を確認してからステータスマッチを検討しましょう。資格のためだけに追加2泊を先に予約することは勧めません。旅行や出張の予定に重ねられる人は「ホテルを替える差額」、予定のない人は「2泊の宿泊費・交通費の全額」を回収できるかで判断が変わります。

ANA・IHG連携は、2026年10月以降に順次提供予定です。申込みに進む前に、ANAとIHGの共同発表と正式な申込案内で、対象宿泊期間・連携の順序・2泊の数え方を確認してください。10月以降の宿泊なら自動的に対象になる、という条件ではありません。

資格別の結論:ANAダイヤモンド+MoreはIHGダイヤモンドエリート、ANAダイヤモンドはIHGプラチナエリートに対応し、獲得に最低2泊と発表されています。ANAプラチナ・ブロンズには共同発表で追加2泊の記載がありません。SFC資格だけを持つ人は、発表の対象4区分に含まれていません。

ANAとIHGの対応表。2泊が必要なのは上位2ランク

保有するANAステイタス 対応するIHGステイタス 共同発表の宿泊条件
ダイヤモンド+More ダイヤモンドエリート 獲得に最低2泊
ダイヤモンド プラチナエリート 獲得に最低2泊
プラチナ ゴールドエリート 追加2泊の記載なし
ブロンズ シルバーエリート 追加2泊の記載なし

両プログラムへの入会とアカウント連携が必要です。最低2泊の予約経路、対象料金、宿泊期間、申請前の宿泊、ポイント宿泊の扱いは、この共同発表だけでは決められません。プラチナ・ブロンズも、正式な申込案内を確認してから手続きしてください。

ANAとIHGの共同発表にある資格の対応と、IHG上位2ランク獲得に最低2泊が必要という注記
資格の対応と2泊条件。出典:ANA・IHG共同発表(画像は2026年9月29日取得、同条件を10月12日に再確認)。

SFC会員は、新しいマッチと既存ホテル優待を分ける

SFC資格のみは共同発表の対象一覧にありません。SFCを持ち、同時にANAの対象上級資格も持つ人は、SFCカードの種類ではなく現在保有するANAステイタスの行を確認します。

ANAの既存IHG優待の宿泊・飲食特典は、新しいIHGステイタスとは別です。朝食込みプランや既存優待を使える人は、すでに無料の朝食を追加の節約額にせず、新しい資格で増える特典だけを見積もりましょう。

IHGとANAマイレージクラブへの入会費・年会費は無料です。SFCのカード年会費やANA上級資格を得るための搭乗費は別です。この連携を目的に新たなカード契約や修行を始めるより、すでに持つ資格と実際の宿泊予定から判断しましょう。

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通常のIHG資格と、ANA連携で得られる特典の違い

通常のIHGステイタスは、年間の対象宿泊数または対象ポイントで獲得します。IHG公式の会員特典表で確認できる通常条件は次のとおりです。ANA連携の2泊と通常条件は別制度なので、単純に「残り68泊を節約できる」と費用に置き換える必要はありません。

IHGランク 通常の獲得条件 判断に使う主な違い
シルバー 10対象泊 基本ポイントに20%のボーナス
ゴールド 20対象泊/40,000対象ポイント 40%のボーナス
プラチナ 40対象泊/60,000対象ポイント 60%のボーナス、空室次第のアップグレード
ダイヤモンド 70対象泊/120,000対象ポイント 100%のボーナス、朝食を含むウェルカム特典の選択

IHGダイヤモンドでは、ウェルカム特典に2名分の日々の朝食を選べる案内があります。ただしホテル・ブランド・対象予約などの条件を確認し、すでに朝食込みの料金なら二重に価値を足しません。ANAダイヤモンドから対応するのはIHGプラチナです。名称が似ていても、IHGダイヤモンドの朝食をそのまま期待しないでください。

また、ラウンジ利用は別に考えます。IHGのAnnual Lounge Membershipは通常、40泊・70泊時のマイルストーン特典の選択肢です。最低2泊で得るステイタスだけでは、この年間ラウンジ資格を取得できません。アップグレードやレイトチェックアウトも空室などの条件があるため、費用を回収する確定額には入れない方が判断しやすくなります。

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追加2泊の損益分岐。予定済みの旅行と修行だけでは違う

以下は実売価格ではなく、判断方法を示す仮定の計算です。正式な対象料金・宿泊期間が確認でき、資格の付与と有効期限が分かった後に、ご自身の価格へ置き換えて使ってください。計算に入れる特典は「資格が反映された後、期限内に実際に使える分」だけです。

比較式:
追加負担=対象料金の宿泊費+追加交通費・手数料・必要年会費-もともと払う予定だった費用
純便益=本当に使える追加特典の価値-追加負担
すでに持つ特典、朝食付きプラン、使わないサービスは追加価値0円で計算します。
ケースと仮定 通常の行動 変える行動・追加負担 条件付きの判断
A:すでに2泊旅行を予定。ANAダイヤモンド+Moreを保有 他ホテルに2泊24,000円 対象IHG料金が2泊30,000円なら、差額6,000円。交通費・年会費の追加なし 資格反映後の別旅行で、本来買う朝食が1名3,000円×2名×2朝なら12,000円。全額を追加価値として使える場合、純便益は6,000円
B:宿泊予定がなく、資格だけのために2泊を追加 泊まらず追加費用0円 対象宿泊費30,000円+往復交通費4,000円=34,000円 Aと同じ12,000円の朝食価値しか使わなければ22,000円の負担増。朝食だけなら2名分を6朝使う必要(34,000÷6,000を切り上げ)
C:Aと同じ旅行だが、今後のホテルが朝食込み/既存優待で朝食付き すでに朝食へ追加支払いなし IHGへ変更する差額6,000円 新たに節約する朝食代は0円。別の確認済み価値がなければ、資格目的の変更は見送る

Aの朝食例はIHGダイヤモンドへ対応するANAダイヤモンド+Moreについて、対象ホテルで特典を使える場合の試算です。資格取得のための2泊中から朝食が無料になる、という計算ではありません。ANAダイヤモンドからIHGプラチナを得る人には、同じ朝食計算を使いません。

朝食を外で1人1,000円で済ませる人は、その金額で見積もると2名2朝の価値は4,000円。Aでも差額6,000円を回収できず、2,000円の負担増です。ホテル朝食の表示価格を、全員の節約額と扱わないことがコツです。

ポイントにも固定の現金価値はありません。使いたい日の現金料金30,000円、必要ポイント50,000という仮定なら、単純な利用価値は0.6円/ポイントです。10,000ポイントをANAへ移すと現行レートでは2,000マイル。1マイルを仮に2円で使えるなら4,000円相当となり、同じポイントをホテルで6,000円相当として使う試算との差は2,000円です。実際は特典航空券の空席、諸税、現金料金の取消条件もそろえて比較します。

予約・連携はこの順番で確認する

  1. 保有資格と期限を確認。ANA側のステイタスとIHG会員番号を用意し、すでに持つIHGランクも確認します。同等以上のIHG資格がある人は、新たな便益があるかを先に調べます。
  2. 新しい連携の正式案内を確認。申込開始日、連携・登録の順序、対象宿泊期間、2泊の数え方、付与時期、有効期限を確認します。新しい連携専用の対象料金・登録手順が分かってから、追加宿泊を決めましょう。
  3. 対象ホテル・料金と総額を比較。制度の対象経路を確認し、税・サービス料、朝食、交通費、ポイント、取消条件まで比較します。対象宿泊に重ねられる既存の旅程があれば、追加負担を抑えやすくなります。
  4. 条件を満たすことが分かってから予約。申込画面・予約条件・料金の記録を残します。既存予約の取り消しは、取り直せる対象枠と取消料を確認してから判断します。
  5. 実際に宿泊し、計上・付与を確認。領収書と宿泊履歴を保存し、反映を確認してから次の旅程で特典を使います。

通常のIHG規約でも、大半の特典は公式サイト・アプリ・ホテル直予約など所定経路が前提です。一部の認定旅行代理店には別扱いがあるため、予約サイト名だけで対象と決めず、そのプランの表示を確認してください。新しいANA連携の対象経路は、その制度の正式案内で確認します。

ステイタスの対象泊を積む旅行は、正式案内にある予約経路と料金を優先してください。対象泊や会員特典が不要な旅行なら、他ホテルも含めた支払総額で選べます。

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失敗を避ける確認点と、対象外の人の代替策

  • 開始前の2泊を先に買わない。共同発表の「最低2泊」は、宿泊日・登録順・料金の詳細まで保証していません。旅程を先に決める必要がある人は、その旅行自体で納得できるホテルを選び、資格獲得のための追加支出を分けて考えます。
  • 支払いだけで宿泊実績になると考えない。通常のIHG規約ではキャンセルや無断不泊にポイント・対象泊は付与されません。二つの部屋を同じ日に予約しても、通常の対象泊は1日につき1泊です。ANA連携の数え方は別途確認します。
  • 取消料を割引・特典で取り戻せると決めない。返金不可プランや取消期限後の取り直しでは、費用が追加されます。新しい資格の付与が間に合わない場合にも使える旅程・料金を選びます。
  • SFCのみ・対象資格なしなら通常の比較へ。現行のANA優待、IHG会員料金、朝食込みプラン、他ホテルの総額を比較します。未確認のマッチを理由に高いホテルへ変更する必要はありません。
  • ラウンジ重視なら設備とアクセス条件を別に確認。IHGの資格だけでラウンジ確約と考えず、クラブルーム付き料金など、その予約で使える条件を確認します。
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ANAマイルとIHGポイントの連携も、現行と予定を分ける

現行のIHGのANA案内では、10,000ポイントを2,000 ANAマイルへ交換できます。マイルの加算は最大6週間という案内なので、直近の特典予約に使う場合は間に合うか確認してください。

新たなANAマイルからIHGポイントへの交換は、交換レートの正式案内を見てから、ホテル宿泊と特典航空券のどちらに使うかを決めましょう。ダブルディップの発表対象は、海外発旅程のANA便名かつANA運航の国際線です。国内線や日本発の旅程も対象になると考えて予約しないでください。

ANAの資格取得から計画する場合

これからANAプラチナを目指す人は、通常PPルートと生活サービス併用ルートの費用を先に比較しましょう。IHG連携のためだけに搭乗費を増やさず、航空会社の特典も実際に使う旅行計画かを考えて判断します。

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よくある質問

10月になったので申し込めますか?

提供予定は「10月以降に順次」です。申込開始日と対象泊の起算日は、ANA・IHGの正式な申込案内で確かめてください。資格目的の2泊は、その条件が分かってから予約しましょう。

ANAプラチナも2泊必要ですか?

共同発表の最低2泊の注記は、IHGダイヤモンド・プラチナの獲得に付いています。ANAプラチナから対応するIHGゴールドには、同発表で追加2泊の記載はありません。正式な申込条件の確認は必要です。

2泊で朝食やラウンジがすぐ無料になりますか?

特典を使う宿泊の前に、IHGアカウントへ資格が反映されたことを確認してください。資格獲得のための2泊も朝食無料になると考えて予約せず、その料金に朝食が含まれるかを見ましょう。Annual Lounge Membershipは別のマイルストーン特典です。

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参考情報・公式サイト

公式情報の確認日:2026年10月12日。金額・ポイント価値の例は仮定であり、実際の販売価格や特典の利用結果を示すものではありません。

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