海外旅行・ツアーに行くとき、国際線航空券やホテルの予約をする必要があります。
ただ、国内旅行と違い、海外旅行の場合は勝手が違います。事前に準備や手続きが必要なケースも少なくありません。また、トラブルが発生する確率も国内旅行よりも断然高くなります。
今回は、そんな海外旅行を予約するときの注意点やトラブル事例、予約サイトとしてパターン別の3つの予約方法とおすすめのサービスを紹介していきたいと思います。
ネットでの海外旅行の予約に関するトラブル
全国の消費生活センターに寄せられるインターネットで予約をした旅行に関するトラブルが急増しています。
- 旅行サイトで海外ホテルを予約したが現地で予約できていなかった
- 予約内容と、自分が選んだ内容が違った
- 半年後の旅行をキャンセルしたいが、キャンセル料が高額すぎる
- 代金を支払ったのに、事業者と連絡が取れなくなった
こういったトラブルが多数報告されているそうです。こうしたトラブルは、ユーザー側が自営的手段を講じることで随分と予防することができます。
- 事業者は国内に営業所があるところにし、旅行業登録を確認する
- できれば大手の事業者の方が安心
- キャンセルポリシーは必ず事前に確認する
- 日程や名前、連絡先などはしっかりと入力しておく
事業者は国内に営業所があるところにし、旅行業登録を確認する
日本では旅行代理店等は旅行業法という法律によって規制され、利用者保護の仕組みがあります。ところが、法的に日本に営業所を持たない会社は適用されません。
海外旅行予約サイト(OTA)の中には外国の法律が適用有れるケースが多いです。この場合、日本の法律に基づいた交渉が難しくなります。また、海外OTAはサイト上は日本語対応していても、日本語での窓口対応ができないケースもあります。
その為、海外旅行を予約する際は、事業者の所在国と、日本での旅行業登録があるかを確認しましょう。
できれば大手の事業者の方が安心
中小の旅行代理店にもよい会社はあると思いますが、旅行代理店(予約サイト)の規模も重要です。
旅行代金を支払った後に、事業者が倒産して旅行に行けなくなった、お金も戻ってこない、宿泊中のホテルで二重に代金を求められた。という可能性もあります。
2017年には「てるみくらぶ」が倒産して、多くの旅行者に甚大な被害が生じたことを忘れてはいけません。
キャンセルポリシーは必ず確認する
「キャンセル=無料でできる」というのは間違った考えです。
特に格安旅行などの場合、キャンセルできない(≒高額のキャンセル料が発生する)といことを前提に価格が決められていることも多いため、契約後(予約完了後)はいかなる理由があってもキャンセル料が発生するというケースも少なくありません。
海外旅行の際は特に、予約サイトで「いつまでキャンセルや変更が可能なのか?」「キャンセル料はいくらかかるのか?」といったことを事前に確認しましょう。
日程や名前、連絡先などはしっかりと確認、入力
ネット予約の場合、旅行の日程や名前、連絡先などは自分で入力することになります。あとから、間違った!という場合、前述のキャンセルポリシーによっては、キャンセル扱いとしてキャンセル料が発生するようなリスクもあります。
海外旅行を予約・計画するときの3つのパターン
- 初めての海外旅行、添乗員付きプラン
- パックツアーでホテルも航空便も一緒に予約
- 宿泊施設や航空会社に直接予約する
大きくこの3つに集約できると思います。下にいくほど、より海外旅行慣れしている人向けです。
初めての海外旅行、添乗員付きプランにおすすめの予約サイト
初めての海外旅行、高齢者の海外旅行などでお勧めなのは「添乗員さんが同行してくれるプラン」です。料金面ではやや割高となりますが、旅行日程やプランなどが練られているので、受け身での海外旅行を楽しめます。
日本旅行の添乗員付き海外ツアー
日本旅行は国内でも老舗の旅行代理店です。海外パックツアーを多数企画、開催しております。
添乗員同行のプランが多数用意されているので、初めての海外旅行で英語も心許ないし、色々サポートしてもらいながら旅行をしたいという方に最適です。
パックツアーでホテルも航空便も一緒に予約
予め、航空券、ホテルがパッケージ化されている海外旅行ツアーとなります。
現地では基本的に自由行動となるプランが多いのですが、到着時には現地に係員がいてくれて案内やサポートをしてくれます。各ツアー会社(旅行代理店)のデスクサービスなどを利用できるので、困った時などは日本語でのサポート体制があるのも魅力ですね。
JTBの海外旅行パックツアー
基本的にパックツアーは「往復航空便」「ホテル」が一体になっているものですが、パックツアーを利用していればオプショナルツアーの参加申し込みやフリーの日の食事でお勧めのお店を紹介してもらう、観光案内をしてもらうといったことが可能です。
JTBは国内最大手の旅行代理店です。世界の観光地にはJTBの支店があり、JTBトラベルデスク/ラウンジが利用できます。ハワイ、グアム、アジア、中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、南米など世界中にJTBの海外拠点があるのは安心材料です。
JTBのWEBサイトでは、WEB限定商品としてリーズナブルな価格に抑えられたパックツアーも用意されています。
HISは限定セールがお得
H.I.S.(エイチ・アイ・エス)は海外旅行ツアーを格安で行きたい方におすすめの旅行代理店です。海外パックツアーの予約ではJTBに次ぐ規模感があります。
激安、格安といったイメージをお持ちの方が多いかもしれません。ただ、激安といっても安かろう、悪かろうではありません。海外にも拠点があって、現地サポートもJTBほどではありませんが行われています。
宿泊施設や航空会社に直接予約する
旅慣れている方は、パックツアーではなく、宿泊施設や航空券を直接予約するという方もいらっしゃるかと思います。
こちらはある程度、海外旅行にもなれた上級者向けといえます。この場合、何等かのトラブルが発生したときにはすべて自分で解決をする必要があります。
たとえば、飛行機が何らかの理由で遅延をして、ホテルに到着できないという場合、パックツアーであれば旅行会社に日本語で対応をお願いできますが、直接予約しているケースでは、影響各所に自分で連絡をする必要があります。
海外旅行であれば、現地のホテルに対して外国語で対応する必要があります。
私、とらべるお(@TravelersHack)が、お得に旅行をするために私が活用していることをまとめています。個人的に大切にしているのが「ポイント」の上手な活用です。ポイントというとオマケというイメージが強いかもしれませんが、うまく利用するとその価値を2倍、3倍と高めることができたりします。
お得に貯める×お得に使う
この掛け合わせが大切ですね。
ポイントサイトで旅行資金を貯める、旅行で貯める
ポイントサイトを使って、ポイ活でホテルポイントやマイルに交換して旅行でなるべくお金を使わないで済むようにします。また、旅行するときは、楽天トラベルやじゃらんネットなどもポイントサイト経由にすることでポイントを貯めます。
ポイントを上手に交換して旅行をお得にする
代表的なのは「マイル交換」でしょうね。クレジットカードや各種キャンペーンなどでポイントをためて、そのポイントを交換して、効率的に旅行します。同じ1ポイントでも交換ルートを工夫するだけで確実に得ができます。
ちなみに「マイラーに向いていない人」というのもいます。自分の旅行スタンスを考えてみることも大切です。他にもホテル系のポイントもお得だったりします。今私が活用しているのは「ニューオータニの宿泊券・レストラン券」だったりします。
お得な旅行サービスを活用する
この他、旅行やホテル宿泊をお得にするWEBサービスや会員プログラムを活用するのも手ですね。ポイントに近いところだとHafHのようなコイン(ポイント)を積み立てて宿泊に使えるというサービスもあります。
上手くコインを貯めていけば旅行をお得にすることができるはずです。キャンペーンを活用するのもいいですね。