ホテルや旅館に泊まるとき、大荷物は自分で持っていくのではなく、宅配便などを利用して先に配送しておくって方も多いですよね。特に乗り換えが多い場合などは大荷物をガラガラ運ぶよりも先に送っておくほうが効率的だしラクチンです。
今回はそんなホテルや旅館などに自分の荷物を先配送する際に知っておきたい基本的なマナーとお得に配送する方法を紹介します。
ホテルに荷物を先配送しておくと結構便利
私は家族旅行などで荷物が多い場合、ホテルや旅館に荷物を先に送っておくことが多いです。ホテルまでの移動が楽になるのは大きいです。
念のため、ホテルには連絡を入れておいたほうがいいですし、あまり早く送りすぎても荷物の管理が大変だと思うので、日付指定で前日着くらいにすると思います。
まずはマナー、宛先には「気付」を使う
気付(きづけ)です。ご存知の方はこの項目は飛ばしてください(笑)
郵便や配送で物を送るとき宛先に対して「様」や「御中」などを使うと思います。
ホテルに荷物を送る場合、その荷物はホテル宛てではなく、宿泊者である自分自身に送ります。
そういうときに使う表記が「気付」となります。この気付というのは「そこの組織(送り先のホテルや旅館)に滞在はしているが所属しているわけではない人」という意味になります。具体的には以下のような表記をします(住所例として東京マリオットホテルを選ばせていただきました、他意はありません)。
〒140-0001
東京都品川区北品川4-7-36
東京マリオットホテル フロント気付
鈴木一郎 行き
というような形で表記をします。こうしておけば、ホテル側はこの荷物が自分たち(ホテル)に対してのものではなく、お客の荷物だとわかります。
なお、余談ですが、個人宅などに同じようなことをする場合は「様方」を使いますね。山田太郎様方 鈴木一郎行き。といった具合ですね。
海外のホテルなら気付=c/oと表記
海外のホテルに送る場合もあるでしょう。こうした場合はC/Oという表記が該当します。「care of」という意味になります。
たとえば、シンガポールのマリーナベイサンズに荷物を送りたい場合は以下のように表記します。
Mr. Suzuki Ichiro
C/O MARINA BAY SANDS
10 Bayfront Ave,
Singapore
あなたの名前とホテル名の間に「C/O」を入れます。
国内のホテル・旅館に荷物を送る場合の送料節約術
クロネコヤマトの場合は「往復宅急便」、佐川急便の場合は「往復飛脚宅配便」というものが利用できます。最初から往復でお願い出来て伝票をホテルで記入する手間などがないので便利ですね。
また、荷物を送るのはいいけど、気になるのは送料ですよね。近年は各種配送料の値上げが続いています。できるだけ配送料を抑えるコツを紹介します。
- サイズダウンさせる
- 持ち込み割引、会員割引を活用する
サイズダウンさせる
宅配便の料金は「サイズ」が基本です。縦横奥行きの3サイズの合計で料金が決まります。重量も関係しますが、サイズは無条件に料金がUPすることになります。
- 合計60㎝
- 合計80㎝
- 合計100㎝
- 合計120㎝
- 合計140㎝
- 合計160㎝
こんな感じの区分になっています。余裕を持ったサイズの段ボールで配送するのではなく、ギリギリのサイズに詰めるようにしましょう。昔はスーツケースで送るとヤマトは120サイズ運賃で送ってくれていましたが、今は160サイズ扱いになるのであまりメリットはなくなりました。
会員割引や持ち込み割引を活用する
たとえばクロネコヤマトの場合はクロネコメンバー割があり、ヤマトの営業所まで持ち込むと割引があります。また、ゆうパックは郵便局への持ち込みやスマホ割アプリを使った割引があります。
海外のホテルに荷物を送る場合の送料節約術
海外のホテルまで荷物を送る場合は国際郵便になりますね。一番有名なのは郵便局のEMSですね。これは結構リーズナブルなんですが、それでも安くはないです。
スーツケース換算で1個1万円弱くらいになるでしょうか……。ちょっご現実的ではない感じがしますね。
空港までならお得な配送サービスもある
自宅から海外ホテルまで手荷物配送というのはちょっとハードルが高いですが、羽田空港や成田空港、関西国際空港といった国内の空港まで手荷物を配送してくれるというサービスはあります。料金はエリアによって違いますが、片道2000円位です。
海外旅行の場合、出発空港まで距離があるケースも多いのでこうしたサービスは特に地方在住の方にとってメリットが大きいかと思います。
しかも、アメックスのクレジットカード保有者ならスーツケース1個まで往路、復路とも送料無料で使えます【自宅→成田(羽田、関空)、成田(羽田、関空)→自宅】。これがあるだけで随分違いますよね!
アメリカンエキスプレスのクレジットカードは年会費がお高めですが、こうした特典も数多く用意されています。うまく活用していきましょう。
配送をうまく使って旅を楽に楽しもう
荷物を少なくして旅行を楽しむのもいいですが、子連れ旅行とかだとどうしても色々と荷物が増えてしまいますよね。
重い荷物をヒーコラ言いながら運ぶと旅行の道程を楽しめません。せっかくならうまく配送サービスを利用して身軽に旅行できるよう工夫しましょう。
私、とらべるお(@TravelersHack)が、お得に旅行をするために私が活用していることをまとめています。個人的に大切にしているのが「ポイント」の上手な活用です。ポイントというとオマケというイメージが強いかもしれませんが、うまく利用するとその価値を2倍、3倍と高めることができたりします。
お得に貯める×お得に使う
この掛け合わせが大切ですね。
ポイントサイトで旅行資金を貯める、旅行で貯める
ポイントサイトを使って、ポイ活でホテルポイントやマイルに交換して旅行でなるべくお金を使わないで済むようにします。また、旅行するときは、楽天トラベルやじゃらんネットなどもポイントサイト経由にすることでポイントを貯めます。
ポイントを上手に交換して旅行をお得にする
代表的なのは「マイル交換」でしょうね。クレジットカードや各種キャンペーンなどでポイントをためて、そのポイントを交換して、効率的に旅行します。同じ1ポイントでも交換ルートを工夫するだけで確実に得ができます。
ちなみに「マイラーに向いていない人」というのもいます。自分の旅行スタンスを考えてみることも大切です。他にもホテル系のポイントもお得だったりします。今私が活用しているのは「ニューオータニの宿泊券・レストラン券」だったりします。
お得な旅行サービスを活用する
この他、旅行やホテル宿泊をお得にするWEBサービスや会員プログラムを活用するのも手ですね。ポイントに近いところだとHafHのようなコイン(ポイント)を積み立てて宿泊に使えるというサービスもあります。
上手くコインを貯めていけば旅行をお得にすることができるはずです。キャンペーンを活用するのもいいですね。