2019年(令和元年)に発生した台風15号・台風19号の被災地向けに観光客を呼び込むことで復興を支援する「ふっこう割」が実施されることが閣議決定されました。被災エリア(対象地域)に1泊以上の旅行や宿泊商品に対して1泊当たり5,000円(一人)を補助するという内容になっています。
ふっこう割とは?
災害による風評被害などによって落ち込む観光客などの需要を喚起するための施策です。九州ふっこう割(2016年・熊本地震)、13府県復興割(2018年・西日本豪雨)、北海道ふっこう割(2018年・北海道胆振東部地震)で実施されています。
政府が負担をする形で観光客の宿泊に対して一定額を補助する仕組みとなっています。
台風15号・19号の被災地支援 対象エリア・都道府県
- 岩手県
- 宮城県
- 福島県
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 神奈川県
- 新潟県
- 山梨県
- 長野県
- 静岡県
被害エリアが大きかったため、対象も幅広いです。「東日本14都県ふっこう割」という名称になるのでしょうか。
なお、予算規模的に大きいのは順に以下のようになっています。
- 千葉県
- 長野県
- 神奈川県
- 福島県
- 宮城県
- 群馬県
- 栃木県
- 茨城県
被害の大きかった、千葉県、長野県は4億円超ですが、東京都は5000万円、静岡県は600万円となっています。金額は実際の旅行キャンセル数を元に決められたようです。
東日本14都県ふっこう割はどうやって使う?
2019年12月上旬ごろから2020年3月末までを予定しています。
北海道ふっこう割と同じように楽天トラベル、じゃらんネットなどのオンライン旅行代理店、旅行代理店などでのパッケージ商品などが販売されると考えられます。