豪華で優雅なイメージのあるクルーズ旅行。でも、クルーズというとお値段が高いという印象があるかもしれません。たしかに、家族旅行などでクルーズを選択し、その総額をみるとビックリするかもしれません。

クルーズ旅行はセレブの遊びなのでしょうか?でも、よくよく考えてみると、旅行に行くときの総額でみると実は他の旅行と比較しても割高でなかったりします。今回はそんな国内クルーズ旅行においてかかる料金や費用などについて紹介していきます。

クルーズ旅行の導線:国内クルーズは船代だけでなく、出発港までの交通費、前後泊、寄港地観光、保険、取消条件まで含めて比較しましょう。初めてなら旅行会社への相談も有効です。

国内クルーズ旅行(日本船籍)の現在の料金目安と相場

まず、国内旅行における日本船籍の豪華客船はおおよそ料金に相場観があります。近年は物価上昇などの影響もあり、料金水準が変化しています。

客船名 ワンナイトクルーズ
(1泊あたり)
ショートクルーズ
(1泊あたり)
飛鳥II(50,444t)
飛鳥III(52,265t)
6万円~/泊 7万円~/泊
にっぽん丸(22,472t)
MITSUI OCEAN FUJI
5.4万円~/泊 6万円~/泊

もちろん、客室のグレードやプランによって値段の差はありますが、一人一泊あたり(2名一部屋)の最低料金はこのくらいが目安になります。ショートクルーズは2泊~5泊くらいまでの比較的短期間で楽しめるクルーズ旅行です。

現在の日本船籍のトピックス
長年親しまれた「ぱしふぃっくびいなす」はすでに引退しており、現在の日本船籍は大きな変革期を迎えています。2025年7月にはドイツ・マイヤーベルフト造船所で建造された待望の新造船「飛鳥III」が就航し、飛鳥IIとの2隻体制となりました。また、「にっぽん丸」は2026年5月に引退が予定されており、後継として「MITSUI OCEAN FUJI」や新造船が日本のクルーズシーンを彩る予定です。

料金について高いよ……と思われるかもしれませんが、上記料金には「食事代」「カフェ代」も含まれています。上記の豪華客船の料金には客室料金に加えて、3食+夜食、ラウンジでのカフェ代金、船内で楽しむ各種アミューズメント(プールや映画、楽器演奏やイベント)の料金もコミコミです(アルコール類は別料金)。

豪華客船という特別な場所での宿泊は、陸でいえば豪華なシティホテルに宿泊して三食フルコースを楽しむようなものと考えれば、それほど割高感はないのではないでしょうか。

クルーズ旅行の子供料金・子連れでの参加について

大人二人なら単純計算できますが、ファミリーの方は子供料金について気になるかもしれません。原則として子供は生後6か月以降は乗船することができますが、料金体系は船会社によって大きく異なります。

日本船籍の多くでは「2歳未満なら無料」となるケースがありますが、外国船籍では「18歳未満は定額(5,000円/泊など)や半額」「両親同室の13歳未満は無料」など、各社で方針が分かれています。2歳以上になると有料になるのが一般的です。

一人5.4万円だとして、国内クルーズの正規料金なら4人家族3泊4日なら数十万円~になります。これはファミリーご家族には負担が大きな金額になりますよね。

家族旅行であれば、子供料金50%プラン、ファミリークルーズといったように、家族旅行に適した子供向け料金の設定があるプランがあります。家族旅行の場合はこうしたプランを利用するのが良いと思います。

一方で、ファミリークルーズはどうしても子連れの参加者が多いです。夫婦だけ、カップルでラグジュアリーなイベントを経験したいなら、避けたほうがいいかもしれませんね。

海外船籍ならもっとリーズナブルなプランもある

飛鳥IIやにっぽん丸といった日本船籍のクルーズ船は、総じてお値段がややお高めです。最近では日本発着となる海外のクルーズ船も多くプランが用意されています。

  • ダイヤモンドプリンセス(115,875t)
  • MSCベリッシマ(171,598t)
  • コスタセレーナ(114,500t)

ダイヤモンドプリンセスは115,875t(乗客定員2,706名)と国内最大の飛鳥IIの倍以上の規模があります。ちなみに、こちらは海外(英国)の船ですが、日本の長崎で建造された船です。他にも、MSCベリッシマやコスタセレーナといった超大型客船が日本発着クルーズとして主流になっています。

これらの外国船籍の場合、1泊当たりの単価は1万円台~と日本船よりもお安いものが多いです。理由は規模の問題やクルーの国籍などが関係しています。安いってことはボロいってこと?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ、日本船籍の船よりも新しい船も多くゴージャスです。

ただ、お風呂が有料だったり、無料プランの食事の質などは国内船籍のほうが優れている部分ももちろんたくさんあります。

クルーズ旅行で発生する可能性がある「追加費用」
クルーズは基本的にオールインクルーシブですが、以下の費用は別途かかるのが一般的です。
・アルコールや一部の有料ドリンク
・寄港地でのオプショナルツアー
・港湾税、燃油サーチャージ(外国船籍などで発生)
・船内スパや、一部の特別レストラン、有料のお風呂

外国船籍だと最低でも5日くらい~のクルーズ

一方で、これらの海外の船(外国船籍)は国内のみのクルーズではなく最低でも1か国は外国に行きます。日本発着だと韓国(釜山)や、台湾などが多いですね。

これはカボタージュ規制(船舶法第3条)といって、外国船籍は1か国だけのクルーズができないルールがあるからです。なので、飛鳥IIやにっぽん丸は北海道周遊といった国内のみのクルーズが可能ですが、ダイヤモンドプリンセスのような外国船籍は北海道周遊であっても、海外にも行く必要があります。

そのため、ワンナイトクルーズのような短いクルーズは外国船籍では利用できず、クルーズプラン自体が少し長めになります。

ただ、長期休暇を利用できる場合などはリーズナブルにクルーズ旅行ができますので、おすすめです。

初めてのクルーズならショートクルーズを

初めてのクルーズ旅行を計画しているなら、最初は短めのショートクルーズをお勧めします。ワンナイトクルーズは、船に乗っている時間が短すぎますし、イベントに参加したらあっという間に終わってしまいます。

一方で、2泊~3泊程度のショートクルーズでも十分に船旅らしさを楽しめます。

額面だけを見れば確かに高いと思うかもしれませんが、ちょっと豪華目のホテルに泊まると考えたら、それほど割高感はありません。

早期予約・直前割引を活用する
クルーズ旅行には「早期割引(アーリーバード)」や、出発直前に安くなる「直前割引」が存在します。上手に活用することで定価より大幅に安く乗船できる場合があるので、旅行会社のプランを定期的に比較・チェックすることをおすすめします。

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