タープのおすすめと種類 ソロ・ファミリー向けの選び方から張り方・風速別の安全基準まで徹底解説
キャンプやバーベキューなどのアウトドアで、日差しや雨風をしのぎ、快適なリビングスペースを作るために活躍する「タープ」。テントが寝室(ベッドルーム)だとすれば、タープはくつろぐためのリビングルームの役割を担います。
テントの中だけでは窮屈なときや、開放的な気分を味わいながら食事を楽しみたいときにタープは欠かせません。しかし、形状や素材、サイズなど種類が多いため、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。
この記事では、キャンパーへのアンケートから見えたタープの必要性、失敗しない選び方の基本、タープの種類、メンテナンスや張り方のアレンジ、風速別の安全基準、そして定番から最新まで網羅したおすすめのタープと関連アイテムを一挙にご紹介します。
ソロキャンプにタープは必要?キャンパーのアンケート結果
「ソロキャンプにタープはいるのか、いらないのか」と悩む方に向けて実施された、あるアウトドアメディアのアンケート調査によると、結果は以下のようになりました。
- 状況による:44%
- いらない:29%
- いる:27%
「状況による」と答えた方の多くは、天候(日差しの強さや雨の可能性)や気温、季節によって判断しています。夏は日除けとして必須だが、冬はテントのみで過ごすという意見が目立ちました。
「いらない」派の意見としては、準備や撤収の手間、荷物がかさばる、テントの前室があるから不要、木陰があれば十分、身軽さを重視したい、といった理由が挙げられます。
「いる」派の意見は、急な雨風や直射日光を防ぐため、コンパクトなテントでもプライベート空間を広く確保したい、枝や落ち葉を防ぎたい、防犯面での目隠し(特に女性キャンパー)といった理由が多く見られました。
初心者へのアドバイスとしては、「まずはテントの前室や木陰を利用してタープなしで試してみる」「デイキャンプなどで設営の練習をしてから導入する」「車移動など積載に余裕があるなら持っていくべき」といった声が寄せられています。自分が何を重視するのか(快適性か、身軽さか)に合わせて選んでみましょう。
タープの形状と特徴(メリット・デメリット)
タープは形状によって使い心地や設営の手間が大きく変わります。
ヘキサタープ(六角形)
キャンプ気分を味わえるスタイリッシュなデザインで写真映えします。ポール2本とロープで設営でき、風通しが良く開放感があります。初心者にもおすすめですが、日陰の有効面積はレクタタープに比べるとやや小さめです。
レクタタープ / スクエアタープ(長方形・正方形)
生地面積が広く、有効な日陰を大きく作れるため、ファミリーや大人数でのキャンプに適しています。居住性に優れる反面、風に煽られやすく設営時のポールの数も増えるため、丈夫なポールを選ぶ必要があります。収納サイズも大きくなりがちです。
ウィングタープ(五角形・ひし形など)
ソロやデュオキャンプで使用しやすいコンパクトなタイプ。特有のシャープなデザインがおしゃれで、設営・撤収が非常に簡単です。ただし生地面積が狭いため雨風にはやや弱いです。(テンマクデザインのムササビウイングなどの特殊な形状も、広義のウィングタイプに分類されることがあります。)
オクタゴンタープ(八角形)
大型のものが多く、大人数に対応します。グロメット(ハトメ)が多いため、ポールの位置を変えて多彩なアレンジが楽しめますが、製品のラインナップは他のタイプより少なめです。
スクリーンタープ(シェルター)
側面にメッシュや布の壁があるドーム状のタープ。虫や冷たい風の侵入を防げるため、夏場の虫対策や秋冬の寒さ対策に優れています。フルオープン・フルメッシュ・フルクローズを使い分けられる3WAYタイプが人気ですが、設営に時間がかかり、価格も比較的高めです。
ワンタッチタープ(タープテント)
フレームを広げて布を被せるだけで設営できる自立式。設営・撤収の圧倒的な早さが魅力で、バーベキューやフリーマーケットなどのイベントに適しています。ただし、強風には弱いため、ペグや重りでの固定が必須であり、本格的な宿泊キャンプには機能面でやや不安が残る場合があります。
カーサイドタープ
車の側面やバックドアに吸盤等で取り付ける手軽なタープ。車中泊と相性が良く、安定感があります。設営すると車を動かせないため、テントサイトに車を横付けできるオートキャンプ場での使用に限られます。
タープ選びの6つのポイント
1. 使用人数や目的にあったサイズ
ソロなら3×3m前後、デュオなら4×4m前後、ファミリーやグループなら5m前後が目安です。テーブルやチェアを置くスペースを考慮し、1サイズ大きめを選ぶとゆったり過ごせます。
2. 素材の特性(ポリエステル、コットン、ポリコットン)
- ポリエステル:軽量で速乾性があり手頃な価格ですが、火の粉に弱く燃え広がりやすいです。
- コットン:通気性と吸湿性に優れ、火の粉にも強いですが、重くて価格が高く、カビ対策が必要です。
- ポリコットン(TC素材):ポリエステルとコットンの混紡。火の粉に強く、結露しにくいうえ速乾性もあるバランスの取れた素材です。焚き火を楽しみたい方におすすめです。
3. 耐水圧とUVカット機能
通常の雨なら耐水圧1,000〜1,500mmで十分ですが、大雨や急な悪天候を想定するなら1,500mm〜2,000mm以上あると安心です。また、夏の強い日差しを遮るため、UVカット加工や遮光コーティングが施されているかも確認しましょう。
4. 色とデザイン
テントやチェアなどの周辺ギアと同系色を選ぶと、サイト全体に統一感が出ます。同じブランドのテントとタープを揃えるのも、連結しやすくおすすめです。
5. 付属品の有無
初めて購入する場合は、タープ生地だけでなく、設営に必要なポール、ペグ、ガイロープがセットになっているかを確認しましょう。
6. 季節ごとの選び方と使い方
- 春/秋:天候が変わりやすいため耐水性と防風性を重視。夕方以降の冷え込みに備え、風除けできる張り方を。
- 夏:日除け性能(UVカット、遮光性)と通気性が最重要。ヘキサタープなどで熱を逃がす工夫を。
- 冬:冷気を遮断するスクリーンタープや、焚き火に強いTC素材がおすすめ。
迷ったらここ!タープの人気ブランド
- コールマン:ラインナップが豊富で手に取りやすい価格。テントとの連結がしやすいモデルや、ダークルームテクノロジー搭載モデルが人気です。
- スノーピーク:高級感と高品質、製造上の瑕疵に対する永久保証の充実したアフターサービスが魅力。長く使い続けたい方におすすめです。
- DOD:ユーモアのあるネーミングとユニークな形状。手頃な価格でカラーバリエーションが豊富です。
- ロゴス:個性的なデザインや、UVカット・遮光性に特化した「ソーラーブロック」製品が人気です。
- ogawa:1914年創業の老舗。レトロで落ち着きのある雰囲気と、ハイスペックな耐久性が特徴です。
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【人数・種類別】おすすめタープ 40選+α
【ヘキサタープのおすすめ】
キャプテンスタッグ CSブラックラベル ヘキサタープUV UA-1074(UVカット100%、耐水圧1659mm、オールインワンセット)
山善 Campers Collection ヘキサゴンタープ RXG-2UV(UV99.5%、設営道具一式付属)
ロゴス Tradcanvas ソーラーヘキサタープ M-BB(UV100%、難燃性ポリオックス生地)
スノーピーク HDタープ“シールド”・ヘキサ L(高い耐水圧と遮光性、美しいシルエット)
コールマン XPヘキサタープ/MDX+(クロスポールで設営が簡単)
コールマン ヘキサライト+(ダークルームテクノロジー搭載で涼しい)
FIELDOOR ヘキサタープ TC(UV99.7%、焚き火に強いポリコットン)
SOOMLOOM Adranus(TC素材でコストパフォーマンスに優れる)
DOD いつかのタープ / いつかのタープTC(ポール付属、便利な延長ベルト付き)
ムラコ ヘキサウルトラタープ(超軽量ナイロン素材、536g)
モンベル ビッグタープHX(大型ながら軽量、難燃加工)
クイックキャンプ ヘキサタープ(ブラックコーティングで日影内の体感温度-15度)
スノーピーク アメニティタープヘキサLセット(エントリーモデルながら高スペック)
【レクタタープ・スクエアタープのおすすめ】
Aqua Quest サファリ軽量タープ(ナイロン製、軽量2.17kg、ループ多数でアレンジ豊富)
FIELDOOR スクエアタープTC(火に強いTC素材、ループ16箇所)
DD Hammocks DD Tarp 3×3 / 4×4 MC(多彩なアレンジが可能)
NORDISK カーリ12 / Kari 41 Technical Cotton(温かみのある北欧デザインのTCタープ)
テンマクデザイン ペポタープ(ペポテントと連結可能)
【スクリーンタープのおすすめ】
コールマン タフスクリーンタープ/400(フルオープン・メッシュ・クローズ対応、1人設営可能なアシスト機能)
DOD ファイヤーベース(冬にも強いTC素材のドーム型スクリーン)
QUICKCAMP ワイドスクリーンタープ(ワンタッチ式で90秒設営可能)
キャプテンスタッグ CS リビングシェルター320UV-S
【カーサイドタープのおすすめ】
ロゴス Tradcanvas ハイタイプカーサイドオーニング / neos ALカーサイドオーニング-AI
FIELDOOR ワンタッチカーサイドタープ / カーサイドタープ / カーサイドシェルタータープ
ogawa カーサイドタープAL-II / カーサイドシェルター
コールマン カーサイドテント/3025(インナーテントを吊り下げて宿泊可能)
GOTIDY カーサイドタープ
BRAKE ジムニー カーサイドタープ
DOD カートゥギャザータープ
【ワンタッチタープのおすすめ】
Fun Standard PYKES PEAK ワンタッチ タープテント(耐水圧9800mm以上、風に強いベンチレーション)
FIELDOOR ワンタッチタープテント(スチールフレームで高耐久)
コールマン インスタントバイザーシェードIII/250 DR / II/L+
DOD キノコタープ
Moon Lence タープテント
ロゴス ソーラーブロック Qセットタープ
キャプテンスタッグ クイックアップシェード
【ウィング・オクタゴン・特殊形状のおすすめ】
テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC / 19Ft.グランデ TC焚火バージョン(スタイリッシュな形状で焚き火に強い)
スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド(ポール1本で設営可能なウィング)
スノーピーク TAKIBIタープ オクタ(難燃性のインナールーフ採用)
ケルティ ノアズ・タープ 9(ひし形のレトロデザイン)
ロゴス ソーラーブッシュタープ(高い遮光性)
DOD ライダーズコンフォートタープ(タープ下にバイクが置ける設計)
TOKYO CRAFTS オネ タープ(星形にフレームを差し込む独自構造で居住性が抜群。リップストップ生地で軽量2.5kg)
キャンプ用品をお得に買う方法については以下の記事なども参考にしてください。
タープと合わせて用意しておきたいアイテム
- タープポール:タープのアレンジに必須です。(DOD ビッグタープポール / tent-Mark DESIGN デュラスティック / フィールドア 伸縮式カーボンテントポール180 など)
- ペグ:付属のペグより強固なものを用意すると悪天候時も安心です。(スノーピーク ソリッドステーク30 / コールマン スチールソリッドペグ30cm / ogawa 鍛造ペグ 18cm)
- ペグハンマー:適度な重みのあるハンマーなら設営の負担が減ります。(エリッゼステーク アルティメットハンマー / ロゴス パワーペグハンマー / スノーピーク ペグハンマー PRO.C)
- ガイロープ:夜間でも見やすい反射材入りや強度の高いものがおすすめです。(AtwoodRope タクティカルコード / ユニフレーム REVOタープロープ / スノーピーク ポリプロロープ Pro)
- グローブ:ペグ打ちや焚き火、作業時の怪我を防ぎます。(GRIP SWANY G-70 / Oregonian Camper カウハイドレザーグローブ / Kinco Gloves 50)
タープの張り方とアレンジ方法
タープをきれいに張るための基本手順
- 場所を決めてタープを広げる。
- ガイロープを広げ、先にペグを打つ。(ロープに少し遊びを持たせておくとポールを立てやすいです)
- ポールを立ち上げる。(ポールの足を少し内側に向けるとタープ上部がピンと張り安定します)
- すべてのロープにテンションをかける。(メインポールに付ける2股のロープは90度の角度に配置し、ペグは地面に対して60度の角度で打ち込むと抜けにくくなります)
ポールの高さ設定とアレンジ
ポールの高さを変えることで、環境に合わせた効果を得られます。ポールを高く設定すると風通しが良くなり開放感がアップしますが、風の影響を受けやすくなります。逆にポールを低く設定すると、雨風の吹き込みを防ぎ、耐風性を高めることができます。
アレンジ方法とテントとの連結
- 小川張り:延長ベルト(セッティングテープ)を使い、タープ後方のポールをテントの後ろに立ててテントとタープを密着させる張り方。雨風の影響を受けにくく区画サイトに収めやすいです。
- テントとの連結(コネクションテープ):コールマンのジョイントフラップや、スノーピークのシステムテープなど、メーカー純正の連結機能を用いることで、よりスムーズに隙間なくテントとタープをつなぐことができます。
- ステルス張り:タープを直接地面に近づけて張り、プライベート空間を確保する無骨なスタイル。
- カンガルースタイル:大型タープの中にソロ用などの小型ドームテントを入れて寝泊まりするスタイル。外に出ずにリビングと寝室を行き来できます。
メンテナンスと風速別安全基準・悪天候対策
乾燥と清掃・シームテープの補修
濡れたまま収納するとカビや悪臭、コーティングの劣化を招きます。必ず完全に乾燥させ、泥や砂を洗い流してから収納してください。
また、長期間使用していると縫い目の防水テープ(シームテープ)が剥がれて雨漏りの原因になります。剥がれを見つけたら、市販のシームテープとアイロンを使って補修(DIYシール補修)を行うことで防水性が復活します。
風速別の行動基準(重要な安全情報)
タープは風の影響をダイレクトに受けるため、風の強さに応じた安全確保が重要です。
- 風速3〜4m/s(旗が揺れる程度):タープを低めに設置し、ペグやロープで補強する。
- 風速5〜6m/s(木の枝が揺れる):ペグやガイロープをさらに強化。火の粉が飛ぶため焚き火は控える。
- 風速7〜8m/s(傘がさせない):タープが破損・飛散する危険があるため撤収を検討する。テントの補強も行う。
- 風速10m/s以上:安全のためキャンプを中止し、速やかに避難する。
火気の使用
タープ下での焚き火は、TC素材であっても火の粉による穴あきリスクや、一酸化炭素中毒のリスクがあります。十分な換気と安全距離を確保してください。
まとめ
タープはキャンプの居住性を飛躍的に高めてくれるアイテムです。季節や参加人数、重視するポイント(居住性か、設営のしやすさか)に合わせて形状と素材を選びましょう。正しい張り方と安全対策(風速基準の把握など)を身につけ、お気に入りのタープで快適なアウトドアリビングを満喫してください。
私、とらべるお(@TravelersHack)が、お得に旅行をするために私が活用していることをまとめています。個人的に大切にしているのが「ポイント」の上手な活用です。ポイントというとオマケというイメージが強いかもしれませんが、うまく利用するとその価値を2倍、3倍と高めることができたりします。
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