2020年旅券から2025年旅券への変更点とオンライン申請日本のパスポートは、2020年旅券で査証ページに葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が採用されました。その後、2025年3月24日申請受理分からは、偽造・変造対策を強化した「2025年旅券」の発給が始まっています。

この記事では、2020年旅券のデザイン変更を振り返りつつ、現在旅行者が確認すべき2025年旅券、オンライン申請、海外旅行前のパスポート確認ポイントをまとめます。

2020年旅券の変更点

2020年旅券では、査証ページのデザインに葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が採用されました。日本らしいデザイン性が加わった一方、表紙の色や5年用・10年用の基本的な使い分けは大きく変わりません。

この変更は、海外旅行者にとってはデザイン面の話題性が大きいものでした。実務上は、パスポート番号、有効期限、残存期間、ビザページ、ICチップの状態を確認することが重要です。

2025年旅券で変わったこと

外務省は、2025年3月24日の申請受理分から、顔写真ページにプラスチック基材を用いた「2025年旅券」の発給を開始したと案内しています。偽造・変造対策を強化するための変更です。

また、同時期からオンライン申請の対象も広がっています。新規申請や切替申請をオンラインで行える自治体・条件が増えたため、窓口に行く回数を減らせる可能性があります。ただし、受け取りは原則として本人が窓口へ行う必要があり、手数料や必要書類は自治体の案内を確認してください。

海外旅行前のパスポート確認

海外旅行では、パスポートが有効でも入国できないことがあります。多くの国では、入国時点や出国時点で一定期間以上の残存有効期間を求めます。

確認すべき項目は次の通りです。

  • パスポートの有効期限
  • 渡航先が求める残存有効期間
  • 査証欄の未使用ページ
  • 氏名表記と航空券名義の一致
  • ICチップや顔写真ページの破損
  • ビザや電子渡航認証の要否
  • 子どものパスポート期限

更新の目安

パスポートは、有効期限が残っていても早めに更新を考える場面があります。残存有効期間が1年未満になったとき、長期旅行を予定しているとき、ビザ申請が必要なとき、氏名や本籍の都道府県が変わったときは確認してください。

特に、航空券やホテルを先に予約してからパスポート問題に気づくと、変更手数料やキャンセル料が発生することがあります。海外旅行の予約前に、パスポートとビザ条件を確認するのが安全です。

オンライン申請と窓口申請の使い分け

オンライン申請は、窓口へ行く回数を減らせる点が大きなメリットです。仕事や学校で平日に時間を取りにくい人、家族分の申請準備をまとめたい人には便利です。一方で、マイナンバーカード、マイナポータル、顔写真データ、署名画像などの準備が必要になるため、デジタル手続きが苦手な人は窓口申請の方が早い場合もあります。

オンライン申請を選ぶ場合でも、受け取り時は本人確認が必要です。旅行直前に申請すると、受け取り可能日が出発日に間に合わないリスクがあります。航空券を取る前に、有効期限と申請にかかる日数を確認してください。

家族旅行で見落としやすい点

子どものパスポートは有効期間が短く、成長により顔写真の印象も変わります。親のパスポートだけ確認して、子どもの期限切れに気づかないケースがあります。家族旅行では全員分を一覧にし、有効期限、ローマ字氏名、性別、生年月日、航空券名義を照合しましょう。

また、国によっては未成年の渡航に同意書や追加書類が必要になる場合があります。片親だけで渡航する場合、親子で姓が違う場合、祖父母と旅行する場合は、渡航先の大使館や航空会社の案内を確認しておくと安全です。

パスポート番号が変わる点に注意

パスポートを更新すると、原則としてパスポート番号は変わります。航空券、ホテル、ビザ、電子渡航認証、海外旅行保険、レンタカー予約などに旧パスポート番号を登録している場合は、更新後に修正が必要になることがあります。

特に、航空券予約後にパスポートを更新する場合は、航空会社や旅行会社の名義・番号修正ルールを確認してください。氏名のローマ字表記に揺れがある人、結婚や改姓があった人、子どもの初パスポートを作る人は、予約情報との一致を丁寧に見ます。

旅行直前にやること

出発前には、パスポートの顔写真ページをスマホに保存し、紙でも控えを持っておくと安心です。紛失時に備えて、現地の日本大使館・総領事館の場所、緊急連絡先、海外旅行保険の連絡先もまとめておきます。

パスポートは旅行中に最も重要な身分証です。ホテルのセーフティボックスに入れるか、持ち歩くかは国や行動内容で判断します。いずれにしても、原本とコピーを同じ場所に入れないようにしましょう。

更新しないまま予約するリスク

パスポート残存期間が足りないまま航空券を買うと、搭乗前に問題が発覚することがあります。航空会社は入国条件を満たさない旅行者を搭乗させられない場合があり、その時点でホテルや現地ツアーのキャンセル料が発生する可能性があります。

海外旅行では、安い航空券を見つけた瞬間に買いたくなりますが、先にパスポート期限を見るだけで大きなトラブルを避けられます。家族旅行なら、全員分の期限を表にして管理しておくと安全です。

国内旅行でも身分証として使う場面がある

パスポートは海外旅行用の書類ですが、国内旅行でも本人確認書類として使える場面があります。ホテルのチェックイン、航空会社の本人確認、レンタカー、各種手続きで身分証が必要になることがあります。

ただし、国内では運転免許証やマイナンバーカードの方が使いやすい場面も多いです。海外旅行のためにパスポートを更新するなら、旅行直前だけでなく、普段の本人確認書類として保管場所も決めておきましょう。

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出典:外務省 パスポート申請のポイント

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