皆さんはふるさと納税という制度をご利用になっていますか?ふるさと納税はお住まいの地域以外に自治体に寄附をすることで、寄付した金額の一定額が税額控除される仕組みです。
今回はそんなふるさと納税を利用して、旅やホテル宿泊などをお得にするための制度の利用方法について紹介します。ふるさと納税を上手に活用して、お得に旅行を楽しみましょう。
そんな中でも日本旅行ギフトカードは驚異の還元率50%で一番お得な旅行系ふるさと納税です。
(追記)2019年1月末をもって、現在、日本旅行ギフトカードをふるさと納税の返礼品としている自治体はありません。
そもそもふるさと納税とはどんな制度なの?
ふるさと納税とは、今お住まいになっている自治体以外に、寄付をすることで、その寄附金の大部分を税額控除することができるシステムです。
たとえば、5万円の寄付をA市に対してしたとしましょう。あなたの財布からは5万円が無くなりますよね?ところがこの5万円の内、最低自己負担の2,000円を除いた48,000円分は所得税や住民税が安くなるという形で年明けに戻ってきます。
つまり、実質的に手元からでていくお金は2,000円になるわけです(※寄付上限額は年収により変わります)。その上、寄付をした自治体から寄付額の30~50%程度のお礼の品が贈られます。
<支払い金額>
▲50,000円寄付
<戻ってくる経済的利得>
48,000円の税還付
25,000円相当のお礼の品(50%計算)
というわけで差し引き、23,000円ほど儲かることになります。仮にお礼の品が30%程度でも13,000円儲かります。
このように寄付をすることでかえって逆に儲かる制度になっているため、ふるさと納税は絶大な人気を誇っているわけです。2018年7月上旬に発表された総務省の資料からも、利用者の急増が見て取れます。
平成26年(2014年)より利用者が増え出し、そこからは急増です。平成29年(2018年)には寄付総額は3653億円となっています。
地方財政白書(H29)によると個人の住民税は年間で12兆3,954億円ということなので、ふるさと納税の利用規模は個人住民税の3%近い水準にまで達していることになります。
3%というと、少ないように思うかもしれませんが、個人がふるさと納税として寄付可能なのは住民税の約2割ということを考えると寄付できる税額の15%ほどがすでにふるさと納税ん回っているということになります。
でも、ふるさと納税って難しそう……
めっちゃ簡単です。もう一度言います。めっちゃ簡単です。
2014年までは確定申告が必要だとかで少し面倒したが、2015年よりワンストップ特例制度というものがスタートし、確定申告は不要になりました。
ほぼほぼネット通販でショッピングをするのと同じような感覚で寄付ができます。後は、届いた書類に、簡単な内容を書いて返送するだけで終わりです。あとは、自治体が勝手に手続きしてくれます。
いくらでも寄付していいの?
いいえ、ふるさと納税は「払った税金を払い戻す」という仕組みになっており、住民税所得割額のおおよそ2割が上限となっています。
計算はあなたの年収や扶養している家族構成などによっても変わります。以下のサイトが計算方法や目安を知るのに便利です。
それも見るのは面倒という方は、おおよそ以下を目安にするといいでしょう。
ふるさと納税をする人の給与収入 | 独身又は共働き | 夫+専業主婦 | 共働き+子1名(高校生) |
---|---|---|---|
150万円 | 8,000円 | — | — |
200万円 | 15,000円 | — | — |
300万円 | 28,000円 | 19,000円 | 15,000円 |
325万円 | 31,000円 | 23,000円 | 18,000円 |
350万円 | 34,000円 | 26,000円 | 22,000円 |
375万円 | 38,000円 | 29,000円 | 25,000円 |
400万円 | 42,000円 | 33,000円 | 29,000円 |
425万円 | 45,000円 | 37,000円 | 33,000円 |
450万円 | 52,000円 | 41,000円 | 37,000円 |
475万円 | 56,000円 | 45,000円 | 40,000円 |
500万円 | 61,000円 | 49,000円 | 44,000円 |
525万円 | 65,000円 | 56,000円 | 49,000円 |
550万円 | 69,000円 | 60,000円 | 57,000円 |
575万円 | 73,000円 | 64,000円 | 61,000円 |
600万円 | 77,000円 | 69,000円 | 66,000円 |
625万円 | 81,000円 | 73,000円 | 70,000円 |
650万円 | 97,000円 | 77,000円 | 74,000円 |
675万円 | 102,000円 | 81,000円 | 78,000円 |
700万円 | 108,000円 | 86,000円 | 83,000円 |
725万円 | 113,000円 | 104,000円 | 88,000円 |
750万円 | 118,000円 | 109,000円 | 106,000円 |
775万円 | 124,000円 | 114,000円 | 111,000円 |
800万円 | 129,000円 | 120,000円 | 116,000円 |
825万円 | 135,000円 | 125,000円 | 122,000円 |
850万円 | 140,000円 | 131,000円 | 127,000円 |
875万円 | 145,000円 | 136,000円 | 132,000円 |
900万円 | 151,000円 | 141,000円 | 138,000円 |
925万円 | 157,000円 | 148,000円 | 144,000円 |
950万円 | 163,000円 | 154,000円 | 150,000円 |
975万円 | 170,000円 | 160,000円 | 157,000円 |
1000万円 | 176,000円 | 166,000円 | 163,000円 |
1100万円 | 213,000円 | 194,000円 | 191,000円 |
1200万円 | 242,000円 | 232,000円 | 229,000円 |
1300万円 | 271,000円 | 261,000円 | 258,000円 |
1400万円 | 355,000円 | 343,000円 | 339,000円 |
1500万円 | 389,000円 | 377,000円 | 373,000円 |
2000万円 | 564,000円 | 552,000円 | 548,000円 |
2500万円 | 849,000円 | 835,000円 | 830,000円 |
日本旅行ギフトカードがもらえるふるさと納税
Traveler’s Lifehackの記事ということでもありますので、旅行や宿泊、キャンプなどに使える、おすすめのふるさと納税を紹介していきたいと思います。
それは日本旅行ギフトカードがお礼の品となっている、ふるさと納税です。
日本旅行ギフトカードとは?
ご存知の方も多いと思いますが、日本旅行が発行しているギフト券です。
全国の日本旅行の支店でのお支払いに利用できます。インターネット予約の場合、直接の予約はできませんが、電話を通じて支払い完了することもできます。
有効期限はなんと無期限となっています。使い残しがあっても次回の旅行に持ち越すことができるので大変汎用性の高い旅行ギフトカードとなっています。
本筋としては寄付をした自治体に観光に行くというものなのでしょうが、日本旅行ギフトカードなのでどこに旅行しても咎められることはありません。
日本旅行ギフトカードがもらえる、ふるさと納税の寄付先
ふるさと納税ポータルサイトの「ふるなび」で扱っています。
今現在だと、岐阜県池田町や鹿児島県種子島町などが実施しています。還元率はいずれも50%となっています。2万円寄付すれば1万円ぶんの日本旅行ギフトカードがもらえる計算になりますね。これは太いです。
さらに、扱っている「ふるなび」では寄付額の1%相当のAmazonギフト券ももらえるキャンペーンをやっているので実質51%還元となります。
ふるさと納税における金券の返礼品や30%を超えるお礼は総務省が辞めるように市町村に通達を出しています。今のところはその通達を無視して市町村側が続けている状況です。
一方、私たち利用者がこうした自治体に返礼品(ギフトカード)目当てで寄付をしたとしても全く問題にはなりません。
そうなる前に、寄付(ふるさと納税)をしてお得な旅行券を貰ってしまいましょう。
私、とらべるお(@TravelersHack)が、お得に旅行をするために私が活用していることをまとめています。個人的に大切にしているのが「ポイント」の上手な活用です。ポイントというとオマケというイメージが強いかもしれませんが、うまく利用するとその価値を2倍、3倍と高めることができたりします。
お得に貯める×お得に使う
この掛け合わせが大切ですね。
ポイントサイトで旅行資金を貯める、旅行で貯める
ポイントサイトを使って、ポイ活でホテルポイントやマイルに交換して旅行でなるべくお金を使わないで済むようにします。また、旅行するときは、楽天トラベルやじゃらんネットなどもポイントサイト経由にすることでポイントを貯めます。
ポイントを上手に交換して旅行をお得にする
代表的なのは「マイル交換」でしょうね。クレジットカードや各種キャンペーンなどでポイントをためて、そのポイントを交換して、効率的に旅行します。同じ1ポイントでも交換ルートを工夫するだけで確実に得ができます。
ちなみに「マイラーに向いていない人」というのもいます。自分の旅行スタンスを考えてみることも大切です。他にもホテル系のポイントもお得だったりします。今私が活用しているのは「ニューオータニの宿泊券・レストラン券」だったりします。
お得な旅行サービスを活用する
この他、旅行やホテル宿泊をお得にするWEBサービスや会員プログラムを活用するのも手ですね。ポイントに近いところだとHafHのようなコイン(ポイント)を積み立てて宿泊に使えるというサービスもあります。
上手くコインを貯めていけば旅行をお得にすることができるはずです。キャンペーンを活用するのもいいですね。